中国の何亜非ジュネーブ駐在国連大使は25日、ジュネーブで開かれた国連人権理事会政府間活動グループの第1回会議で、「中国は、人権理事会がさらに公正かつ客観的で非選択的な方式により人権保護を促進するよう希望する」と述べました。
何亜非大使は「中国は人権理事会の再審議活動を非常に重視している。これは理事会の発展にとって重要な一歩であり、理事会の長期の健全な 発展にかかわるからである。今回の再審議は改革ではなく、今存在している問題と足りない点に関して的確に改良すべきである。関連の討議は制度の確立に関す る決議枠組みをめぐって行なわれるべきで、交渉を再開して各参加者が到達した微妙なバランスを壊すべきではない」と述べました。
また何亜非大使は、「人権理事会は発足して以来、各項目の人権を擁護するために積極的な役割を果たし、国別人権審査体制は各国の平等な対話のために重要な場を提供してきた。しかし一方では、理事会の活動には問題と足りない点も存在している」と指摘しました。
さらに、「中国は、制度確立に関する決議枠組を維持するという前提の下で、関連の提案について各国と討議し、共通認識に達するよう希望する」と強調しました。(翻訳:玉華)