中国の南方都市広州は、2004年7月に第16回アジア大会の招致に 成功し、その後の準備活動に着々と取り組んできました。いま広州はその姿を変えつつあり、美しい環境と市民の友情をますます多くの内外の人々が感じるよう になってきました。そこで今日の中国リポートはこのことについての当放送局記者のリポートをご紹介しましょう。リポートは次のように書いています。
アジア大会を迎えるため、広州市は水環境、大気環境、居住環境、交通環境といった各方面にわたる総合整備プロジェクトを実施し始めまし た。広州アジア大会組織委員会の副議長でもある広州市の万慶良市長は「これらの整備活動を通じて、広州市は大きな変貌を遂げており、青い空、清らかな水、 渋滞のない道路と美しい都市環境をもつ都市となっていくだろう」と語ったあと 「私たちが『アジア大会を迎え、新しい生活を作ろう』という理念を提唱した 目的は、アジア大会の開催を通じて、広州市市民に新しい生活環境と生活条件を提供し、新たな生活需要を導き、その生活センスを高めるためだ」と述べまし た。
広州市は中国の五大都市の一つであり、一年中、山水は緑に輝き、花や木が生い茂り、昔から「花の都」と呼ばれてきました。アジア大会を迎 えるため、広州市は市内の主要道路の緑化に取り組み、緑地帯やその他グリーン施設を増やしてきたので、街はますます美しくなりました。
このような環境整備プロジェクトが実施されたので、市民たちは都市環境を高く評価しています。市民の陳芳さんは 「都市環境が整備されたので、広州は正真正銘の花の都になり、いたるところで花と木が見られ、とてもきれいだ」と話しました。
大会では体育館70カ所、競技場53ヶ所、訓練ステーション17ヶ所が使用されることになっています。これについて、広州市の許瑞生副市 長は「アジア大会の関連施設の建設では、大会終了後の再利用にも配慮し、より多くの市民に大会の成果を享受させるつもりだ」と話したあと「市民にアジア大 会の成果を享受させることは、今大会の競技施設を建設する際重要なこととなった。競技施設の配置は都市の発展と市民の健康のためのスポーツ活動展開を考慮 し、関連施設の功能多様化と付属施設の完備に力を入れてきた」と話していました。