アフリカ連合・国連アフリカ経済委員会駐在のオマモ世界食糧計画代表は18日北京で、「中国は、中国・アフリカ協力フォーラムという場を通じて、アフリカに対して直接援助を行っていると同時に、各国の持続可能な発展をも促している」と中国の援助活動を評価しました。

オマモ代表は「中国が行った直接援助と持続可能な発展の促進を通じて、多くの雇用チャンスが創られた。これと同時に、投資やインフラ整備などでも積極的な役割を果たし、地元経済が軌道に乗って発展していくことを促した。また、去年、ソマリアやエチオピアなどで飢餓が発生した際に、中国は食糧を提供したりして、被害状況を緩和し重要な役割を果たした。中国・アフリカ協力フォーラムは、非常に効果的な協力メカニズムであり、アフリカ連合参加各国はこのことを認めている」と強調しました。

毎年恒例の香港ブックフェアが18日、香港コンベンションセンターで開幕しました。このブックフェアを主催する香港貿易発展局が読者に対して行った調査によりますと、インターネットおよびモバイル通信システムの普及に連れ、デジタル出版物が香港と内陸の読者に大人気となっているということです。

同調査によりますと、ここ数年、アマゾン、アップルiBooks、Gooｇle　booksとソニーのReader Storeなどのインターネット上の発行プラットフォームが相次いで開発されたため、デジタル出版物が大幅に増加し、過去十年と比べると飛躍的な伸びを見せています。

一方、同局が2011年に行なった調査によりますと、95％の人が実店舗は印刷書籍を買うメインルートだと答えており、デジタル出版物の発行は印刷書籍の購入に影響しないとしました。

国家統計局は18日に全国大・中70都市の分譲住宅価格の変動状況を発表しました。

それによりますと、6月に前月比プラスとなったのは70都市のうち25都市で、5月より19都市多くなりました。70都市全体の平均前月比はマイナスからプラスに転じ、特にこれまで厳しい購入制限策が続けられてきた北京、上海、広州の3大都市の分譲価格は反転基調を見せ始めたということです。

前月比プラスの都市が多くなった原因について、国家統計局では利下げや、持家と居住面積の拡大などへの需要、特に分譲価格への市場の予測が変わったこと、そして割引販売で好調な成績を取り戻した業界が値上げに転じる傾向が現れたなどが挙げられました。

「汎北部湾地域の経済協力と共同繁栄」をテーマにした第7回汎北部湾経済協力フォーラムが12日と13日、中国広西チワン族自治区の南寧市で開催されました。この地域の都市発展やIT産業、産業パークなどをめぐる協力について一連の合意に達し、協力協定を締結しました。

また、中国商務省の代表李岸氏によりますと、フォーラムでは、「汎北部湾経済協力ロードマップ」(案)なども採択されたということです。