中国の楊潔チ国務委員は４日午前、米国のケリー国務長官と電話会談しました。

この中で楊委員は「中米関係は新たな歴史的段階にあり、好スタートを切った。双方は対話を強化し、相互信頼と協力を深めるとともに、中米間の協力パートナーシップの推進に努め、新しい大国間関係の構築を模索していかなければならない。そのため、双方にとってハイレベルでの交流と相互訪問を維持することは非常に重要だ」と話しました。

これに対しケリー国務長官は「米国は中国との両国関係を重視している。今後も、中国と対話と協力を強化していきたい。近いうちに予定されている訪中で、大きな成果を収めることを期待している」と語りました。

このほか、朝鮮半島情勢や気候変動などの問題について意見を交換しました。

中国海南島のボアオで開かれるボアオアジアフォーラムの2013年年次総会は今週末幕を開け、43の国と地域から政界や経済界、学界の代表1000人あまりが、「革新・責任・協力：アジアの共同の発展を模索」というテーマをめぐって、様々な交流と議論を行います。

今年の年次総会では、習近平国家主席が出席して基調演説を行うほか、30人あまりの国内外の企業家と話し合う予定です。

そのほか、カザフスタン大統領、ミャンマー大統領、ペルー大統領、フィンランド大統領ら外国の首脳、および、国際通貨基金（IMF）のラガルド専務理事、マイクロソフトの創始者ビル・ゲイツ氏、ジョージ・ソロス氏らハイレベルの来賓が勢ぞろいします。

総会では、中国の30年あまりの改革の道のりを総括すると共に、将来のビジョンを展望する「中国改革アジェンダ」分科会や、「EU復興のためのコア競争力」をテーマにしたEU分科会、そしてアフリカ分科会、ラテンアメリカ分科会など多数の討論の場が設けられ、互恵共栄の実現を中心に活発に話し合うことになっています。

2日間にわたり行われる第4回G20（20か国・地域首脳会合）議長会議が4日午前、メキシコの首都、メキシコシティで開幕しました。大会では、金融体制の改革、腐敗取締り、就職の促進、貿易手続きの簡素化、食料安全、原材料価格の安定など、現在世界で注目を集める議題が検討される予定です。

今大会には、15のメンバー国の議長と議長代表が出席しています。中国は、全国人民代表大会常務委員会の張平副委員長が、代表団を率いて出席し、演説を行う予定です。

なお、第1回大会は2010年にカナダのオタワで、第2回は2011年に韓国のソウルで、第3回はサウジアラビアのリヤドでそれぞれ開催されました。

この声明は、「今回の襲撃により、多くの民間人が負傷し、殺害された。安保理はこの行為を強く非難すると共に、被害者の家族、アフガニスタン政府及び国民に心から同情の意を表す」としています。

また、「今回のテロ行為の実施者、組織者、後援者と支持者を法律で裁くべきだ」と指摘した上、「すべての国が国際法および安保理の関連決議で定められた義務に従い、アフガニスタン当局と積極的に提携していくよう」促しています。

声明はまた、「安保理はタリバン、アルカイダ及びその他の不法な武装勢力がアフガニスタンの民間人、国家治安支援部隊及びアフガニスタン駐在の国際部隊と支援機構に及ぼした脅威に対し、深く注視している」としています。さらに、「テロリズムは、いつ、どこで、誰がどのような目的でおこなうにせよ、その罪から逃れることはできない」と重ねて強調しています。

なお、『国連憲章』によりますと、安保理は世界の平和と安全を脅かすテロ行為を断固として取り締まり、各メンバー国はテロ取締のために講じた取組が国際法、とりわけ、人権、難民と人道主義法の関連規定に合致するよう努めるとされています。