中国の習近平国家主席は24日に、タンザニアの最大都市・ダルエスサラームに到着し、公式訪問を始めました。

現地時間の午後4時25分、習近平主席と彭麗媛夫人を乗せた専用機が空港に到着し、タンザニアのキクウェテ大統領と夫人が出迎えました。

習近平主席はステートメントを発表し「中国とタンザニアには兄弟のような伝統的な友情があり、両国国民の心にしっかりと刻まれている。今回の訪問の目的は伝統的な友情を固め、将来の協力計画と共同発展の推進を図ることにある。この訪問が両国の友好協力関係に新たな動力と活力を注ぐことができると信じている」と強調しました

24日の午後、1年にわたる工期を終え北京国家体育場「鳥の巣」が正式に空中ギャラリーを公開しました。

このギャラリーは鳥の巣の最上地点まで上がることができ、頂上の「鉄骨の森」を間近に見ることができるほか、オリンピック公園の全貌を望めます。

国家体育場の楊城副社長によりますと、以前、最上地点まで登るにはエレベーターに乗らなければならず不便で、またスタッフだけに許されていました。そこで１年かけて「空中ギャラリー」を完成させました。子どもや老人もらくに登ることができます。

空中ギャラリーは混雑を避け、見学しやすい環境を作るために、入場人数の制限を行うということですが、一度に100人の収容が可能です。

このほか安全面から70歳以上の人や高所恐怖症、心臓血管疾患を患っている人には付き添いが必要なほか、強風、雨、雪、雷などの悪天候の場合には見学を中止にすることもあります。

3月24日、中国の「小児患者相談室」が上海の復旦大学付属小児科病院に設置されました。これは衛生業界では全国に先がけ初めての施設となります。

この病院の責任者徐虹氏は、「この施設を設けた目的は案内窓口を通して、小児患者とその保護者が受診する際、病院への問い合わせがいつでもできるようにし、意思疎通や苦情などに対応するためだ。病院側は常に改善を心がけ、問題の発生を未然に防ぐ。また小児患者の立場に立って実際のニーズにあわせ、病院の不足点を補う。病院の管理にはこのような専門の施設が必要だ」と述べました。

2013年基礎物理学賞（The Fundamental Physics Prize）が現地時間の20日夜ジュネーブで発表されました。イギリスの物理学者スティーブン・ホーキング氏と欧州原子核研究機構（CERN）の7名の科学者が年度特別賞を受賞し、アメリカのスタンフォード大学の教授である物理学者の張首晟氏が年度物理学賞を受賞しました。

張氏は取材に対して「物理は最も基礎的な学問であり、社会進歩を推し進める原動力である」と述べました。また「この賞の目的は若い人たちに基礎研究に対する興味を持たせることだ。人類の歴史を振り返ると、偉大な軍事家、政治家はたくさん思いつくが、社会の発展の最大の推進力はやはり生産力の推進であり、生産力の推進は科学発見にある」と語りました。