トヨタ自動車は21日、20日に中国四川省雅安市で起きた地震の義援金として計1千万元(約1億6千万円)を寄付すると発表したと各紙が報じた。内訳は、トヨタ自動車とトヨタの中国法人で400万元、トヨタの合弁会社「一汽トヨタ」と「広汽トヨタ」が300万元ずつ。今後、具体的な寄付先を検討する。トヨタは「中国での合弁会社とともに、地元の復旧と救済のために尽力していく」としている。
バッテリーの発火事故で世界的に運航停止が続いているボーイング787型機について、太田昭宏国土交通相は19日の会見で、米ボーイング社が提示したバッテリーの改修案について「審査は最終段階に来ている」と述べたと各紙が報じた。具体的な運航再開時期については「今の段階ではコメントできない。決まっていない」と述べるにとどまった。米連邦航空局(FAA)はバッテリー改修案を4月中にも認可するとみられ、6月頃に運航再開できるとの見方も出ているという。
各紙によれば米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが、米連邦通信委員会(FCC)に、ソフトバンクによる米携帯通信大手スプリント・ネクステル買収の審査を一時停止するよう要請したことが18日明らかになった。ディッシュがFCCに提出した文書によると、ディッシュが15日にスプリントに買収を提案したことで「重要な新しい進展があり、ソフトバンクによる買収が不透明になった」とした。ソフトバンクは昨年10月、スプリント株の70%を201億ドル(約2兆円)で買収することで合意。FCCが審査を進めているという。
各紙によれば国内最大規模の菓子の祭典、全国菓子大博覧会(ひろしま菓子博)が19日、広島市中区の旧市民球場跡地一帯で開幕した。広島市での菓子博開催は1921年以来、92年ぶり。早速、菓子ファンが開場前から入り口に長い列をつくった。会場近くのホテルであった開会式には、菓子博の名誉総裁で昭和天皇の末弟・三笠宮さまの孫・彬子さまをはじめ、約600人が出席。湯崎英彦知事、松井一実広島市長、深山英樹広島商工会議所会頭たちも駆け付けた。実物の15分の1サイズで再現したシンボル展示の工芸菓子「厳島神社」前では、来場者が「本物みたい」と歓声。