全体として景気は、震災復旧事業の増勢などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しているが、一部に弱めの動きがみられるなど、回復のテンポは鈍化してきている。

１月の公共工事請負額は、前年比63.6％増となり、10か月連続して増加。発注者別に見ると、国の機関、地方の機関とも前年比増加。

一部に持ち直しの動きがみられるものの、総じて弱い動き。

東部ガス（東京）は液化天然ガス（LNG)貯蔵基地の建設地として、王子製紙の進出予定地だった秋田市飯島の県有地4万㎡を2億円で購入し、2月28日付で県と契約。

一部に弱い動きがみられるものの、下げ止まりの兆し。

山形県の発表によると､2010年の県内総生産3兆7391億円（名目)、成長率は名目値が前年比2.9％増、実質値が5.8％増加。

生産活動が低調に推移しているものの、公共投資や住宅建築、設備投資で回復の動きが続いているほか、個人消費も引き続き前年を上回るなど、持ち直しの動きが続いている。

花見山観光振興協会は、２月から桜の名所「花見山」（福島市）の全面開放を決定。「花見山」の入込み数は、2010年に32万人を記録したものの、震災後は2011年9万4000人、2012年10万1000人にまで減少。