世界4大会計事務所の1つプライスウォーターハウスクーパース（PwC）が12日に上海で発表した報告により、昨年中国は世界第3位の娯楽メディア市場となったことがわかりました。

娯楽メディア市場は、映画娯楽、ビデオゲーム、有料テレビ、インターネットコマーシャル市場を含むもので、報告は「中国は2011年に娯楽メディア業界の支出成長が最も迅速な国」としました。支出総額は1090億ドルに達し、アメリカと日本に次いで第3位となっています。また昨年中国はアジア太平洋地域の第3位の映画娯楽市場、第2位のインターネットによる消費市場となったほか2012年にアメリカに次いで世界2位のコンピュータゲーム市場となり、好調な成長ぶりを見せています。

香港特別行政区成立15周年を迎え、香港特別行政区政府と関連の団体や組織が300項目にも及ぶ祝賀イベントを開催しています。

6月に入り、香港では多くの祖国返還15周年の記念イベントが相次いで行われ、お祝いムードに溢れています。国際軍楽公演、文芸の夕べ、花火大会などの大規模イベントのほか、香港の各地区でもカーニバル、ビーチコンサートなど様々な催し物が開催されました。

また北京では6月と7月に国家博物館で祝賀展示会が開かれる予定で、香港が返還されてから15年間の各分野の発展と今後の計画を展示するということです。

中国科学院第16回院士大会、中国工程院第11回院士大会は11日人民大会堂で開幕しました。胡錦涛国家主席は会議に出席し談話を発表し、「両院の院士と科学技術者は自分の使命と責任を担って、自主イノベーションの道を歩み、科学技術のイノベーションにより発展を推進することを重要な任務にするべきだ」と強調しました。

胡主席は両院の院士に対して、「第一、イノベーションを堅持し、科学技術の発展を導いていくこと、第二、科学技術と経済の結びつけを推進すること、第三、人々の幸せのために科学技術の成果を積極的に利用すること、第四、科学技術発展メカニズムの改革を推進すること、第五、人材を育成すること、第六、アドバイスや提案をする役割を果たす」と期待をかけました。

中国公安省は11日、中米の警察当局が合同で武器の越境密輸団を摘発したことを明らかにしました。これにより、中国では容疑者23人が逮捕され、銃93丁と銃弾5万発あまりを押収し、アメリカでは容疑者3人が逮捕された他、銃12丁が押収されました。

紹介によりますと、去年8月、上海浦東国際空港の税関でアメリカのニューヨークから浙江省の台州をあて先とした"拡声器"という名目の郵便物を検査した際、銃とその部品が発見されました。中国公安省はこの事件を重視し、税関総署と連携して調査を展開すると共に、アメリカ側の関係部門にも通報しました。今年1月、アメリカ側は調査チームを上海に派遣し、空港で押収された銃などに関係する武器密輸団の摘発について中国側の警察と検討しました。その後、5月にアメリカのノースカロライナ州で主犯が逮捕され、事件は終了しました。

中国公安省の責任者は、「引き続き国際協力に努め、武器の密輸など犯罪活動の取り締まりを強化し、国民の生命と財産の安全を確保していく」と述べました。