各紙によれば18日の東京株式市場は、間もなく誕生する安倍政権の経済、金融政策への期待や、米国の「財政の崖」に対する懸念の後退を受けて幅広い銘柄が買われ、日経平均株価(225種)が続伸した。終値は前日比94円13銭高の9923円01銭で約8カ月半ぶりに9900円台を回復し、1万円の大台に迫った。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は9.01ポイント高の816.85。出来高は約34億3千万株だった。
各紙によればシャープは18日、画面上に手書きしたメモを保存・蓄積できる専用端末「電子ノート WG-N10」を2013年1月18日に発売すると発表した。実売価格は1万4800円前後の見込み。画面に手書きで簡単にメモを作成でき、1回の充電で30日程度使える。同社によると、紙のノートと手帳を合わせた国内市場規模は11年度で673億円。少子化やスマートフォン、タブレットの普及といったマイナス要因にもかかわらず、07年度からの4年間で1割強拡大している。メモを電子化して保存・活用しやすくなるメリットを打ち出し、市場開拓を図る考えだという。
各紙によればJR東日本「Suica」など交通系ICカード10種類を発行する全国11の事業者・団体は18日、来年3月23日から全国でICカードの相互利用を始めると発表した。10種類のカードのどれかを持っていれば、全国どこの鉄道でも乗れるようになる。今回は共通化できなかった「電子マネー」機能についても、将来的には共通化する計画だという。
IHIとIHIシバウラは17日、新開発の多用途ディーゼルエンジンが米国環境保護局(EPA)に認証されたと発表したと各紙が報じた。多用途エンジンがEPAの認可を得たのは国内メーカーでは初めてという。新たに開発したエンジンは燃焼室の形状や過給機などを改良し、排気中のススを取り除くためのフィルターを不要にしたタイプで、フィルターの取り換えなどがいらなくなった。新型エンジンは建設機械や農業機械、発電機などと幅広く対応可能で、3年後に5万台の販売を目指すという。