各紙によれば東京電力を除く電力9社の第3四半期決算が出そろった。火力発電の燃料費が膨らんでいるため、北陸と沖縄を除く7社が純損益で赤字となっている。電力9社の2012年4~12月期の連結決算によると、円安で電気料金が値上がりしたことなどを受け、売上高は北海道と四国を除く7社で増収となった。しかし、原発停止の長期化で、火力発電の燃料費が膨らみ、純損益では、北陸と沖縄を除く7社が赤字となっている。赤字額は九州が2,347億円、関西が1,519億円など、7社あわせて5,800億円を超えた。2013年3月期は、沖縄を除く8社が純赤字を見込んでいて、赤字額はあわせて1兆円を超える見通し。
日本旅行業協会がまとめた2、3月の海外パック旅行の予約状況で、中国行きが前年と比べて約8割減ったと各紙が報じた。2012年10~12月の減少率をやや上回っており、沖縄県尖閣諸島を巡る日中関係悪化の影響が、観光面では依然として大きいことが浮き彫りになった。中国行きは、2月が前年同月比80.3%減、3月が77.2%減となった。12年10~12月の実績は、10月が74.1%減、11月が77.9%減、12月が78.8%減だった。
各紙によればギョーザの2012年の世帯当たり購入額で、浜松市がライバルの宇都宮市を抑えて2年連続で日本一になったことが、1日に発表された総務省家計調査で分かった。宇都宮市は「ギョーザ日本一」を掲げるが、東日本大震災の影響で消費が減り、11年の調査では16年ぶりにトップの座から陥落していた。浜松餃子学会の斎藤公誉会長は「宇都宮のギョーザも元気になっている。これからも協力してギョーザ文化を盛り上げていく」と話した。浜松市によると、県庁所在地と政令指定市の⑫年年間累計の1世帯当たりの購入額は、浜松市が4670円で首位、2位の宇都宮市が4365円、3位の京都市が3169円だった。
最新鋭のデジタルカメラを紹介するアジア最大級の展示会「CP+2013」が31日、パシフィコ横浜で開幕したと各紙が報じた。高性能カメラを搭載したスマートフォンの普及で販売が苦戦する小型デジカメでは、高倍率のズームレンズを用いたモデルや、手ぶれ補正機能を強化した機種など特徴のある新製品が並んだ。富士フイルムの「ファインピックスSL1000」、オリンパスの「スタイラスSH-50」、カシオ計算機の「エクシリム」シリーズのEX-ZR700など、発売前の話題のデジカメ新製品も数多く展示された。