25日の東京株式市場は大幅反発したと各紙が報じた。日経平均株価の終値は、前週末比207円93銭高の1万2546円46銭。前週末に297円と大幅値下がりした反動で、買い戻しを軸に大きく値を上げた。キプロス問題が前進したことも値上がり材料となった。
各紙によれば東京や福岡で飲食店ビルを展開する「丸源グループ」の脱税事件で、東京地検は25日、グループを経営する不動産会社元社長・川本源司郎容疑者(81)を法人税法違反の罪で起訴し、発表した。起訴状によると、川本容疑者は、2009年12月期から3年間、社長を務めていたグループの「東京商事」(本店・北九州市)の所得計約35億4300万円を隠し、法人税約10億6千万円を脱税したとされる。
各紙によれば全国の私鉄やJRなどが発行する計10種類のカード型IC乗車券の相互利用が23日、始まった。鉄道52、バス96の計148事業者をカバーし、全国約9000駅の半分近い4275駅の自動改札機を1種類のカードで通過できる。10種類の合計発行枚数は約8000万枚。関西のPiTaPa以外は電子マネーとしても互換性があり、コンビニなど約20万店舗で使用可能という。
各紙によれば小田急小田原線の東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅(いずれも東京都世田谷区)が、23日の始発から地下化された。同日未明には代々木上原−梅ケ丘駅間にある9カ所の踏切が撤去され、朝夕のラッシュ時の1時間のうち40分以上閉まっていた「開かずの踏切」が解消した。これまで線路で分断されていた世田谷区内の下北沢駅周辺でも、電車を気にせずに行き来できるようになり、買い物客らから歓迎の声が上がったという。