ファーストリテイリングは2日、3月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年比23.1%増になったと発表したと各紙が報じた。気温の高い日が続き、ボトムスや機能性肌着エアリズムなどの春物商品の販売が好調だったという。広報担当者によると、2009年10月の35.7%増以来、3年5カ月ぶりの高い伸び率となった。既存店の客数は同30.0%増、客単価は同5.4%減だったという。
原子力規制委員会は3日、40年を超えて原発を運転する例外規定を適用する際に特別な点検を電力会社に求める方針を決めたと各紙が報じた。原子炉圧力容器の劣化状況などの点検を実施し、安全性を確認する。規制委によると、特別な点検は原子炉圧力容器や原子炉建屋などのコンクリートなどが対象。鋼材の劣化状況を超音波探査で調べたり、コンクリートの強度などを確認したりする。電力会社が点検し、規制委が問題ないかを確認する。運転延長するにはさらに、最新の安全基準を満たすバックフィットに適合していることが条件。
オリエンタルランドは1日、2012年度の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の合計入園者数が前年度比8.5%増の2750万2000人となり、1983年4月の開園以来、過去最多を記録したと発表したと各紙が報じた。TDSで7月に新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」が稼働、TDLで新たに「夏祭り」などの催しを増やしたことが奏功、入園者数は08年以来4年ぶりに増加へ転じたという。
厚生労働省が2日発表した毎月勤労統計調査(従業員5人以上)によると、2012年冬の賞与は前年比1.5%減の36万5687円で、統計を取り始めた1990年以降の最低額を4年連続で更新したと各紙が報じた。厚労省は「欧州債務危機に伴って円高が進み、製造業を中心に輸出関連企業の業績が伸び悩んだことが響いた」と分析している。業種別では、建設業が14.0%減、飲食サービス業が7.1%減と大幅に落ち込んだという。