各紙によればキユーピーは7日、主力の500グラム入りの家庭用マヨネーズを450グラム入りに変更すると発表した。10月18日出荷分から実施する。単身世帯の増加など世帯人数の減少に対応する。1グラム当たりの単価はほぼ変えず、参考小売価格は402円から368円にする。500グラム入りのマヨネーズは1964年に発売した。年間売上高は約200億円で、家庭用の「キユーピーマヨネーズ」の売上高の7割近くを占めるという。
各紙によれば石油元売り大手の昭和シェル石油は7日、木くずや廃材、ヤシの殻などを燃料とした国内最大規模の木質バイオマス発電所(出力・4万9000キロ・ワット)を、川崎市に建設すると発表した。一般家庭で8万3000世帯分の年間電力消費量を賄える。投資額は160億円で、15年12月の稼働を目指す。木質バイオマスは、木くずなどを燃やす際の熱を利用して発電する。燃料に使うのは、細かく砕いた木材を固めた「木質ペレット」やヤシの殻で、北米や東南アジアなどから調達するという。
各紙によれば中部電力が、三菱商事の100%子会社で電力小売会社のダイヤモンドパワー(東京)を買収する方針であることが7日、明らかになった。年内にも同社株式の8割程度を約10億円で取得するとみられる。これまで既存の大手電力会社が他の地域へ電力を販売した例はほとんどない。今後、電力市場の全面自由化をにらんだ動きが加速する可能性がある。中部電は東京電力と組み、出力60万キロワット規模の火力発電所を茨城県に新設する計画も進めている。2016年度をめどに家庭向けの電力小売りも自由化されることから、首都圏で本格的な電力販売体制を構築するという。