乱獲による資源の減少が懸念されるクロマグロなどをめぐり、漁獲量の規制などを話し合う国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会」の小委員会が、2日から福岡で始まったと各紙が報じた。この会議は2日から4日間、日本やアメリカ、カナダなど9つの国と地域が参加して、太平洋中西部を回遊するマグロなどの漁業ルールについて話し合いが行われる。今回の会議では、資源量が過去最低の水準にまで減少しているクロマグロについて重点的に議論される見通し。世界のクロマグロの漁獲量の半数以上を占める日本は、太平洋のクロマグロの漁獲量を2002年~2004年比で15%以上減らすことを今回の会議で提案するとみられているという。
各紙にいよれば財務省が2日発表した2013年4~6月期の法人企業統計によると、金融・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期比0.02%増の8兆3106億円となり、3四半期ぶりにプラスに転じた。前年同期の8兆3092億円を14億円上回り、1~3月期の3.9%減から改善した。財務省は「企業収益は改善し、設備投資も上向きつつある」との判断を示した。製造業は、情報通信機械の不採算部門で国内工場が集約されたのが響き、9.1%減と大きく減少した。一方、非製造業は、建設業や不動産業で大型複合ビルの開発や住宅資材の製造ラインを新設したことが寄与し、5.6%増と好調だった。
各紙によれば2020年夏季五輪の開催都市に東京が決まったことを想定し、建設や不動産、観光などの「五輪銘柄」の株価が上昇している。五輪関連施設の整備や、外国人観光客の増加が見込まれることが要因で、証券会社がピックアップした五輪関連企業の株価上昇率は、日経平均株価を上回っている。ただ、五輪招致を逃した場合、株価が下落する可能性もある。岡三証券が建設や不動産、スポーツメーカーなど五輪関連の企業約80社を選び、株価の値動きを指数化した「東京五輪関連株指数」によると、1月4日から8月30日の株価上昇率は42.5%で、日経平均の上昇率の25.3%を上回っているという。
トヨタ自動車は30日、9月いっぱいの期間限定で注文を受け付けるピンク色の高級セダン「クラウン」の概要を発表したと各紙が報じた。販売するのは2車種で、2WDのハイブリッド車(HV)「アスリートG“ReBORN PINK”」が570万円、4WDのガソリン車「アスリートG i-Four“ReBORN PINK”」は600万円。HVは通常モデルよりも57万円高い。印象的なピンク色の外板色には新規開発色の「モモタロウ」を採用した。生産開始は12月を予定。全国のトヨタ店を通じて販売するという。