各紙によれば国内最大の大規模太陽光発電所・メガソーラーが鹿児島市に完成し、記念式典が開かれた。このメガソーラーは京セラやIHIなど7社でつくる共同出資会社が建設したもので、127万平方メートルの敷地に太陽光パネルおよそ29万枚が敷き詰められている。出力は7万キロワットと、現在稼働中のメガソーラーの中では国内最大で、年間発電量は一般家庭およそ2万2000世帯分の年間使用量に相当するという。
日銀は31日の金融政策決定会合で、日本経済の見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」をまとめた。政策委員の大勢見通しの中央値をみると、消費増税の影響を除いた消費者物価指数(CPI)上昇率は、2015年度が生鮮食品を除く指数で前年度比プラス1.9%と、7月時点の見通しを据え置いた。量的・質的金融緩和を導入してから2年程度で、2%の物価安定目標が達成される姿を示した。実質国内総生産(GDP)の見通しについては、「基調的には潜在成長率を上回る成長を続ける」と指摘。13年度が2.7%増、14年度が1.5%増、15年度が1.5%増とした。
日本たばこ産業(JT)は30日、国内9工場のうち4工場を閉鎖し、国内の社員の2割弱にあたる約1600人を削減すると正式に発表したと各紙が報じた。健康志向の高まりや、たばこ税の増税による値上がりなどで、販売本数が減っているため。2015年3月末で、郡山、浜松、岡山印刷の3工場を廃止。平塚工場も16年3月末で閉鎖する。事業縮小に伴い、希望退職の募集を中心に、約8900人いる従業員を7300人程度にまで減らすという。