三井住友フィナンシャルグループ は13日、2014年3月期の連結純利益予想を7500億円に上方修正したと各紙が報じた。アベノミクス効果による株価上昇や景気回復で、株式関係損益や与信関係費用が改善、投資信託などの販売手数料も増加、4-9月(上半)期の利益が予想を上回る速さで拡大した。従来予想は5800億円だった。
企業の設備投資の動きがいち早く表れる9月の機械受注額(変動が大きい船舶・電力をのぞく民需)は、前月より2.1%低い8021億円だった。低下は2カ月ぶり。8月に上方修正して「持ち直している」にした基調判断はすえおいた。内閣府が13日発表したと各紙が報じた。金融業・保険業で、コンピューター関連の一定規模の受注があった8月の反動でマイナスとなり、非製造業が7.0%減の4567億円。製造業は4.1%増だったが、補えなかった。同時に発表した7~9月期の受注額は、前の四半期より4.3%増えて2兆3986億円だった。
東北活性化研究センターは11日、新潟を含む東北7県の10月分の景気ウオッチャー調査結果をまとめたと各紙が報じた。街角の景気実感を3カ月前と比較した現状判断指数(DI)は前月比0.9ポイント低下の47.9となり、2カ月連続で悪化した。荒天などによる消費の伸び悩みが響いた。現状判断について、ウオッチャーからは「台風や雨の影響で集客が落ちた」(靴専門店)「月前半の気温が高く、秋冬物が不振」(百貨店)との指摘があった。対照的に、復興需要や消費税増税の駆け込み購入をうかがわせる回答もあった。一部業界からは「工事対応力に限界があり、選別受注せざるを得ない」(建設業)「新車購入客の動きが堅調」(乗用車販売店)との声が上がったという。
日産自動車は11日、主力乗用車「スカイライン」を全面改良し、来年2月末に発売すると発表したと各紙が報じた。全面改良は2006年以来で13代目。シリーズ初のハイブリッド車となり、価格は449万6100円から。排気量3500ccのエンジンと電気モーターを組み合わせ、燃費性能が最も優れるモデルのガソリン1リットル当たりの走行距離は18.4キロ。海外向け高級車ブランド「インフィニティ」のマークを車体前面に採用し、月間販売目標は200台。新型車にガソリン車モデルの設定はないため、現行車の生産と販売も当面続けるという。