国連の人種差別撤廃委員会は13日、スイスのジュネーブで、あらゆる人種差別の撤廃に関する国際条約に関する中国の実施報告を審査しました。中国代表団のメンバーで、チベット社会主義学院の副院長を務めるラタン博士は「チベットでは、チベット仏教や、イスラム教、カトリックなど複数の宗教が共存している。これらの活動場所は1787カ所もあり、僧侶や尼僧は4万6000人いる。また、まとまった宗教活動も保護され、受け継がれている」と示しました。
そしてラタン博士は、「先月、チベット社会主義学院とチベット自治区文化庁が共同で、チベット無形文化の後継者のためのセミナーを実施した。専門家や学者を招いて、文化産業の発展や無形文化遺産の保護、生態保護などに関する政策や法律、業務知識などを説明した。文化企業の経営に役立てればと思っている」と説明しました。
中国は世界最大の大豆の輸入国であり、年間の輸入量は全世界の60%前後に達しています。このうち、米国からの輸入分は、米国全体の大豆の輸出分の60%にあたり、この数字は欧州連合(EU)向けの6倍以上となっています。
今年に入って米国が貿易戦を仕掛けたため、中国は対抗措置として米国産の大豆に25%の関税をかけ始めました。このため、1トンあたりの大豆の費用が700~800元上がり、ブラジル産のものより300元ほど高くなって、米国産の大豆は中国で競争力を失っています。
このまま中米間の貿易戦が続けば、中国は、南米や「一帯一路」の沿線各国からの輸入量を増やし、米国への依存度を落としていくとみられます。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどの南米各国は、国土も広く土地も肥沃で、これからの増産も期待できます。またロシア、ウクライナ、カザフスタンなどの「一帯一路」の沿線国も、面積が広大なので、増産や輸出拡大の可能性を秘めています。たとえばロシアはここ3年間で大豆の輸出量が150%以上増えています。
中国初さらに世界初の3D印刷をテーマにした博物館として知られる「3D印刷文化博物館」が上海市宝山区智慧湾パークにあります。正式に公開されたのは2017年。敷地面積5000平方メートルで、3D印刷技術を各業種で応用した成果物約6千点が集められています。
一度ここに来ると、印刷に対するこれまでの印象が見事に打ち破られます。スニーカー、アクセサリー、工業部品、家具からお気に入りの人形まで、あらゆるものが特注で印刷できます。「世界で唯一無二のウェディングドレス」という発想もここでは実現可能です。しかも、その印刷の一部始終をこの目で確かめることができるところも魅力の一つです。同博物館はインターネットを生かした一般に向けた科学の普及という形をとっています。見学者にインタラクティブな体験プロセスを通して、科学技術の含まれる可能性と面白さをたっぷりと味わってもらい、展示を通して、芸術のイノベーションと工業デザインの発展を図るということです。(Yan、星)
中国機械工業連合会の陳斌副会長は7日、北京で、今年の業界予測を発表しました。陳副会長は「ほぼ安定を維持するだろう。付加価値や主要業務の売上高、実現利益の成長率は7%前後で、貿易も成長していく」と述べています。
この日発表されたデータによりますと、今年上半期の機械工業における主な項目の成長率は、工業全体の平均水準を上回っています。生産や販売は安定成長し、発注は予想を上回り、投資はやや改善しています。主な業務での売上高は前の年の同じ時期を10.41%上回る11兆2400億元、利益は同じく6.73%増えて7615億元となっています