第11回BRICS首脳会議が現地時間13日から14日にかけてブラジルの首都ブラジリアで開催される。テーマは「革新的未来のための経済成長」。BRICS協力の第2の「黄金の10年」が開始された中、開放・ウィンウィンをメインラインとし、革新・発展をキーポイントとすることは、BRICS5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の今後の協力における注力点であり、利益の合流点でもある。
第1の「黄金の10年」に、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパの4大陸に分布する5つの新興エコノミーによるBRICS協力メカニズムは、顕著な成果を達成している。5カ国の経済規模は179%増加し、貿易総額は94%増加し、経済規模で世界全体のほぼ3分の1を占め、世界の経済成長に対する寄与率は50%を上回り、世界銀行の投票権の13.24%を占め、国際通貨基金(IMF)におけるシェアは14.91%となり、5カ国の30億以上の人々に実在的な利益と満足感をもたらしただけでなく、国際政治経済ガバナンスにおいて新興市場国と発展途上国の発言権を高めた。
今回のBRICS首脳会議は「成長」と「革新」を結集し、極めて現実的な意義を持つ。
第1に、BRICS諸国は協力・ウィンウィンを堅持し、開放型経済を構築し、より多くの新興市場国と発展途上国に経済グローバル化による利益を共有させる。第2に、BRICS諸国は革新を堅持し、新たな発展の機会を開拓し、「BRICS未来インターネット研究院」を構築し、インダストリアルインターネット、人工知能、ネットワーク・情報セキュリティーなどの分野における国際協力を進める。こうした取り組みは、BRICS諸国が次の10年間に革新的な未来を創造するために強い活力を与える。
BRICS協力の創設メンバーである中国は、BRICS諸国の最も重要な戦略的パートナーおよび経済貿易パートナーであり、「一帯一路」イニシアチブは、BRICS諸国の協力と発展に重要な機会を生み出している。BRICS5カ国中最大のエコノミーである中国は終始、平等原則と協商一致の原則を堅持し、BRICS諸国の新型国家関係の構築を働きかけ、人類運命共同体の構築により大きな役割を果たしていく。(CRI論説員)