ロシアとの国境、内蒙古自治区フルンボイル市に位置する満州里市（県級市）の税関は9日、「2016年に中国国内を出発し、この税関を経由して欧州に到着した列車の数は1036本に達し、前年比88.24％増えて過去最高を記録した」と発表しました。

これによりますと、満州里市を経由する鉄道による中国・欧州間の2016年の輸出入総額は、約36兆6654万ドルに上り、前年比46.55％増えたということです。また、輸送されたコンテナの数は約7万3000個で、前年比52.41％増えました。

現在、国内58都市を出発し欧州を目的地とする鉄道路線のうち、満州里市を経由するものは25本あります。

通信技術試験衛星2号が、四川省の西昌衛星発射センターから運搬ロケットの長征3号乙を使って成功裏に打ち上げられました。

同衛星は次世代の大容量通信衛星で、衛星通信、放送とテレビ、データ伝送などに使われ、多チャンネル展開やブロードバンドの高速伝送の試験が予定されています。

同衛星と長征3号乙はそれぞれ、中国航空宇宙科学技術グループ傘下の上海航空宇宙技術研究院、中国運搬ロケット技術研究院の開発によって作られました。

国家郵政局によりますと、2016年の中国の宅配便取扱数は1日平均して2億5000万に上り、ネット小売業者の販売高およそ4兆元を支え、社会消費財の小売総額で占める割合は12.5％であったということです。また、宅配業界における新規雇用者数は20万人を超えています。

現在、全国の宅配業者のサービスステーションは、農村部のカバー率が80％を超えています。2016年の農村地区からの宅配便の件数は80億件以上で、ネット販売による農産物の売上高は1000億元を超えており、貧困扶助政策における役割を果たしています。

2016年一年間の宅配便取扱件数は313億5000万件に達しており、前年同期より51.7％増えています。業界全体の売上高は4005億元になり、前年同期より44.6％増えたということです。

黒龍江省輸出入検験検疫局によりますと、2016年、中国・ロシア間の通関量がもっとも多い黒河税関の食糧輸入量は20万トンを超えて、総額6229万ドルに達し、史上最高を記録したことがわかりました。

黒河税関は黒竜江流域からロシアの各都市への輸送距離が最も近く、通関効率が最も高い通関地として、貨物の年間輸出入総数は150万トンで、出入国数は300万人に達しています。運営開始した黒竜江浮箱（氷でいかだ状に繋ぐ設備）貨物輸送と客輸送ルートによって、黒河税関は1年中の貨物と旅客輸送が確保され、食糧輸入がよりいっそう便利になったということです。