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中国、1日に1億立方メートルの天然ガスを生産できるガス田が誕生 打印
2022-12-12 18:20

中国石油集団(CNPC)は10日、中国初の、1日に1億立方メートルの天然ガスを生産できるガス田が誕生したと発表しました。

このガス田は、中国北部に位置する内蒙古自治区オルドス盆地の北にある蘇里格ガス田です。中国初の、埋蔵量1兆立方メートルを超えるガス田でもあります。このガス田の地質埋蔵量は4兆6400億立方メートルと見込まれており、今年に入ってから新たに1204カ所のガス井が稼働を始めています。1日の生産量が新たに1625万立方メートル増加したことで、1億立方メートルを突破し、5000万世帯の1日の生活用ガスのニーズを満たすことができるようになりました。

今年末までに、蘇里格ガス田の天然ガス生産量は300億立方メートル以上で、中国陸上タイトガスの58%を占める見通しです。  なお、蘇里格はモンゴル語で「スリギィー」に近い発音で、「半生の肉」を意味する言葉だということです。

 
第18回北京-東京フォーラム開幕、国交正常化50周年で中日両国の責任を議論 打印
2022-12-07 18:21

中国外文局と日本の言論NPOの共同主催による第18回北京-東京フォーラムの開幕式が7日、北京と東京に会場を設けてオンラインとオフラインを組み合わせた形で行われました。


王毅国務委員兼外交部長

中国共産党中央政治局委員でもある王毅国務委員兼外交部長はビデオ形式であいさつし、「今年は中日国交正常化50周年であり、来年は中日平和友好条約締結45周年を迎える。私たちは、この2つの節目を契機とし、国交正常化実現当初の初心を振り返り、共に覇権主義に反対するという条約の主旨を継続し、中日関係を正しい方向に沿って安定的に進めていかなければならない」と強調したうえで、信義を重んじて政治的約束を守ること、互いの目標を成就させて協力・ウィンウィンを堅持すること、誠意をもって付き合い、平和共存に取り組むこと、民心の通じ合いを推進して友好の基盤を固めること、原則を堅持して正義を守ることを提案しました。


孫業礼中国共産党中央宣伝部副部長

中国共産党中央宣伝部の孫業礼副部長はビデオ形式で基調演説を行い、「中日両国のメディアとシンクタンクが交流と協力を強化して、理性的な声を伝え、優れた見識を提供して、中日友好のために共通認識を凝集してくれることを望んでいる」としたうえで、青少年交流の分野について「協力を深め、両国の友好の基礎を強固なものにすることを期待している」と述べました。


福田康夫元首相

東京の会場で基調演説を行った日本の福田康夫元首相は、「日中共同声明と平和友好条約は日中関係の基本的枠組みを作り、平和友好協力という日中関係の基本を定めている。このことを思い出し、新時代の新たな日中関係の構築への歩みを進めてもらいたい。世界の中に日中を置いて、両国国民が正面から向き合い、手を握り合う関係を作り上げるべきである。交流の拡大を通じてお互いに幅広い相手の文化に直接触れ、理解し合い、尊敬し合う関係になってほしい」と述べました。


林芳正外相

日本の林芳正外相はビデオメッセージを寄せ、「現在、日中関係は様々な協力の可能性と共に多くの課題や懸案にも直面している。課題や懸案があるからこそ率直な対話を重ね、国際的課題には共に責任ある大国として行動し、共通の諸課題について協力する建設的かつ安定的な日中関係の構築という共通の方向性を、双方の努力で加速していくことが重要である」との考えを示しました。

北京-東京フォーラムは2005年から年に一度、北京と東京で交互に開催されているもので、中日両国間の最大規模、最高レベルの公共外交と民間交流のプラットフォームの一つとなっています。18回目となる今年のテーマは「世界の平和と国際協調の修復に向けた中日両国の責任~中日国交正常化50周年で考える~」です。両国各界の代表が2日間にわたって平和秩序の確保、政治的相互信頼の増進、経済貿易協力、安全保障、メディアの責任、デジタル経済などの議題をめぐって話し合います。

 
「神舟14号」の宇宙飛行士3人、無事に北京に到着 打印
2022-12-05 00:00

中国有人宇宙飛行事業弁公室によりますと、有人宇宙船「神舟14号」の有人飛行任務を終えた宇宙飛行士の陳冬氏、劉洋氏、蔡旭哲氏は5日未明、任務飛行機で無事に北京に到着しました。

3人の宇宙飛行士は北京に到着後、隔離回復期に入り、全面的な医学検査と健康の評価を行い、休養する予定です。

3人は4日午後9時1分、モジュールから出ました。最初の食事のメニューがその後公開され、主食はラーメン、アワのおかゆ、料理はトマトとサーロインの煮込み、羊肉料理、ジャガイモの千切り炒めなどです。

 
河北省崇礼、冬季五輪後初の雪シーズンを迎える 打印
2022-12-02 00:35

北京冬季オリンピックの雪上競技の開催地の一つである河北省張家口市崇礼区はこのほど、大会開催後初の雪のシーズンを迎え、各スキー場が相次いで営業を開始し、各地のスキー愛好者を引き付けています。

国家クラスのスキー観光リゾートとして、崇礼では現在、大規模なスキー場7カ所が建設され、計162キロに上る169本のコースを有します。各スキー場はスキー愛好者に快適なスキー環境を提供するため、新型コロナ感染症対策として「スキー観光エリア」を設け、クローズドループ方式を採用しています。

雲頂スノーパークのハーフパイプ

その中で万龍スキー場は今年、関連施設を新たにアップグレード・最適化し、ナイターのライトシステムを改善し、ナイターで開放するコース数を増やしました。一番早く営業を開始した同スキー場は、初日に各地からのスキー愛好者500人以上を迎えており、最近の統計では1日当たりの入場者数は800人から1000人になっています。

一般的なスキー需要のほか、北京冬季オリンピック優勝者を生んだコースの体験なども来場者が目指すところです。雲頂スノーパークでは、ハーフパイプ、スロープスタイル、パラレル・ジャイアントスラローム、スノーボードクロス、フリースタイルスキー・モーグルの冬季オリンピックと同様の五つのコースが12月中下旬に一般公開されます。それに合わせて、面白い試合や競技などのイベントが催されるということです。

 
中国初のアプト式列車、四川省でラインオフ 打印
2022-11-29 16:09

中国が独自に開発した初のアプト式列車が四川省でラインオフしました。  

中国初のアプト式列車

アプト式列車とは登山鉄道に使用される新型軌道交通車両であり、機関車の床下に設けられた1つまたは複数の歯車が、坂を登る際にレールの真ん中に敷かれるラックレールをかみ合わせて走行します。最高で約25.5度の坂道を安全に走行することができます。

列車内

今回ラインオフしたアプト式列車は、国内初のアプト式鉄道である都江堰・四姑娘山間で運行されます。列車は「ホイールレール+アプトレール」の二重式けん引モードを採用し、最高運行速度はホイールレール区間が時速120キロ、アプトレール区間が時速40キロです。列車は4両編成を採用し、定員は145人、国内最大面積の曲面観光用ガラス窓を備えています。

同路線は2023年末に一部開通し、2026年中に全線開通する予定です。開通すれば、観光客は都江堰駅でアプト式列車に直接乗り換えて四姑娘山観光地へ行くことができ、片道の所要時間は従来の5時間から2時間に短縮されます。

 
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