FAO・国際連合食糧農業機関は28日、報告書を発表し「都市化が進んでいる今、都市と周辺地域で、野菜・果樹・畑作物の栽培を拡大すれば、貧困人口の生存問題を解決でき、都市部への野菜と果物の供給を保障できる」と指摘しました。
報告書によりますと、高い出産率と貧困などの要因により、数多くの農村部の人は都市部に移住し、2020年までに、発展途上国都市部の貧困者は14億人に達します。
初期投資額が低いことや、短い生産周期、短時間で可能な労働など優位性を持つ野菜・果樹・畑作物の栽培は、都市部貧困化の悪化を抑える有効な方法です。(万、丹羽)
韓国ポスコ経営研究所が29日に発表したところによりますと、世界製鉄大手上位10社のうち、8社が韓中日三カ国にあり、東アジア地区の鉄鋼市場の規模と発展スピードは世界の最たるものになっています。
ポスコ経営研究所がこの日に発表した『東アジア市場における韓中日の鉄鋼競争構図の変化及びその啓発』と題した報告書では、東アジアの鉄 鋼市場は2000年代後半から供給が需要を上回っており、2008年以降、東アジアは鉄鋼の純輸出地域になり、年間の輸出規模は4000万トンに達してい るとされています。
さらに、流通コストの引き下げや自由貿易協定の締結などにより、韓中日の鉄鋼市場は一体化する可能性があり、供給が需要を上回っているため、域内の鉄鋼市場の競争は一層エスカレートしていくことが予想されているとしています。(翻訳:Yan)
イスラエルの副首相でもあるアヴぃグドール・リーバーマン外相は28日、ニューヨークで、「パレスチナとイスラエルの最終的地位の解決において土地と平和の交換ではなく、居住土地の交換、すなわち土地と人口の交換こそ指導原則だ」と強調しました。
リーバーマン外相は国連総会において、イスラエルは公正な解決案の達成に向け、国際社会と協力していく意向があるが、国家安全及びイスラ エルの核心的利益にかかわる問題で妥協することはない」と語り、「偏見のない次世代を育成することでパレスチナとイスラエルの衝突を解決していく」と語り ました。
リーバーマン外相の発言中、パレスチナの代表は会場を離れ、抗議の意を示しました。(翻訳:Yan、丹羽)
WHO・世界保健機関と国連の関連機関は28日、報告書を発表し「多くの発展途上国はエイズの予防と治療の面で更に顕著な効果を収めた」としています。
WHOと国連児童基金(UNICEF)、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が合同で発表したこの報告書は「2009年、全世界の中等収 入と低収入の国でのエイズ対応の普及率は36%に達し、発展途上国でエイズウイルス感染者が治療された人数はその前年より120万人増加した。そのうち、 東南アフリカ諸国の進展が最も著しく、エイズ対応の医療サービスのカバー率は前年より10ポイント近く向上した」としています。
しかし、国連合同エイズ計画の関係者は「現在、全世界でエイズ対応に必要な資金はまだ100億ドル不足し、しかも専門的なサービス員が足りないなどの問題に直面している」と指摘しています。(翻訳:玉華 チェック:丹羽)
ADB・アジア開発銀行は28日、2010年のアジア地域の経済成長率の見通しを、4月に発表した7.5%から8.2%に上方修正しました。
ADBは「アジアの輸出の力強い回復、安定した民間需要及び景気刺激策の効果持続によって、アジアの経済成長を促した」と分析しました。
また、ADBは「中国大陸とインドの力強い成長が全体の成長を牽引した」と評価した上で、「今年の中国大陸の成長率は9.6%、インドは8.5%」と予測しました。(Katsu/丹羽)