中国文化省無形文化遺産局の馬文輝局長は5日、「中国の無形文化遺産保護作業は、単体の保護から次第にシステム化し、科学的保護、法に基づく保護を中心とした段階に入り、中国の特色ある無形文化遺産の保護システムがほぼ確立された」と話しました。

馬局長の紹介によりますと、中国は、初の全国無形文化遺産資源調査を終え、貴重な実物や資料など合わせて29万点を集め、20億字に及ぶ調査記録を作成したということです。同時に、中国は国際協力に積極的に参加し、国際無形文化遺産保護法則の制定に取り組んでいます。現在、ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録した中国の文化遺産は29点あり、「緊急保護を要する無形文化遺産一覧表」に登録されたのは7点あり、中国は合計36点で同一覧表に登録された文化遺産の数が最も多い国となりました。

また、中国は6月9日の「文化遺産デー」にあわせて、「中国無形文化遺産保護講座週間」など一連のイベントを開催する予定です。