2010-12-01 16:23 |
国連のジュネーブ事務所に常駐する中国の何亜非大使は30日、ドバイで、イギリスのBBCの討論番組に出演し「工業化、都市化、グローバル化に対し て、われわれは資源不足、環境汚染、生態破壊といった大きな代償を払っている。このような世界的な課題に対応するには、世界的な解決策が必要だ」との見解 を示しました。
何大使は「国際社会は、持続できないような生産と消費のやり方を転換する必要がある。また、発展途上国の発展を確保し、その発展に必要な 資源などを公平に獲得するために、発展問題を国際的な議事日程の最重要の位置に置くべきだ」とした上で、「現在の国際システムで国連が占める核心的な位置 を強化すること、G20が国際経済協力の主な場である地位を強固にすること。そして、国際貿易システムを整備し、資源やエネルギー、食糧などの貿易に対す る監督・管理における各国間の協力を強化すること」を提案しました。
さらに、中国のレアアース政策について「中国が取っている輸出割当て額制限措置は、WTO・世界貿易機関の規則に沿ったもので、採掘、生産、加工輸出の分野でも同時に実施している。その最大の目的は環境保護にある」と強調しました。
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