经济新闻
きふきふ*ふるさと往来クラブ
各都道府県の地域経済トピックス 2014年10月 |
2014-11-06 23:59 | |||
【北海道】住宅着工など一部に弱い動きがみられるものの、観光入込客数や公共工事の堅調さが続いており、緩やかながら持ち直し基調を維持している。 <さっぽろオータムフェスト2014の来場者数200.9万人> 道内各地のご当地グルメが一堂に会する食イベント「さっぽろオータムフェスト2014」の来場者数が200.9万人と、2008年の初開催以降初めて200万人を超えた。 【青森県】基調としては緩やかに持ち直している。 <リンゴの消費地市場価格、高値続く> 25年県産リンゴの8月の県外出荷量は前年比32.9%減の2,911トンとなり、消費地市場価格は全種平均で前年比47.4%上昇、510円/kgとなった。
【岩手県】持ち直しの動きに足踏み感。 <岩手経済研究所の「いわて景気ウッチャー調査」結果> 岩手経済研究所が7月に実施した標記調査によると、3か月前と比較した県内景気の判断指数は46.0となり、前回比2.8ポイント低下し、2期連続で50を下回った。 【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 <文部科学省が東北地方における医学部設置にかかる構想選定結果発表> 大学医学部の設置先には、学校法人東北薬科大学が選定された。入学定員は100名程度、うち10名程度は東北地方出身者限定の「地域特別選抜枠」。 【秋田県】緩やかな回復基調が続いているが、足踏み感もみられる。 <「秋田牛」ブランドを立ち上げ> 秋田県は、来月6日、県産牛の知名度向上と販売力強化を図るため、「秋田牛」ブランドを立ち上げる。統一名称で県産黒毛和牛を出荷し、県外の消費者にアピールするのが狙い。
【山形県】持ち直しの動きが続いている。 <フィデア総合研究所「山形県内家計の消費動向調査」結果> 消費指数は、▲81.9(前期比5.2ポイント下落)と悪化した。景気指数の悪化が目立っている。 【福島県】個人消費の一部などで消費税増税前の駆け込み需要による反動減がみられるものの、公共投資が依然として高い水準にあり、生産活動も堅調に推移していることなどから、全体では回復の動きが続いている。 <夏祭りの入込み数が震災前の9割程度まで回復> 日銀福島支店によると、平成26年の県内主要夏祭りの入込み数は、相馬野馬追が約19万5千人(前年比17.5%増)など、震災前の9割程度まで回復してきている。
【茨城県】横這いで推移している。 <輸出、弱い動きが続いている> 8月の輸出は前年同月比21.6%減少と6か月連続で減少した。鹿島港は同31.7%減少、日立港は同7.8%など。
【栃木県】緩やかに回復している。 <栃木県が2014年夏季一時金要求・妥結状況調査を公表> 有効回答128労組による妥結額は全産業平均で686,360円。前年に比べ36,591円(+5.6%)の増加となった。
【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にある。 <観光、持ち直し> 世界文化遺産の「富岡製糸工場と絹産業遺産群」では、4資産合計の観光客数が9月は前年比4.9倍の16万4,469人と大幅に増加している。 【埼玉県】個人消費で持ち直しの動きにバラツキが見られ、生産活動で弱含みが続くなど、総じて足踏みしている。 <グローバル・ロジスティック・プロパティーズが「GLP狭山日高1」起工> 9月3日、グローバル・ロジスティック・プロパティーズが埼玉県日高市に「GLP狭山日高1」を起工した。延べ床面積42,000㎡のマルティテナント型の物流施設を建設する。 【千葉県】一部に弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いている。 <観光、増加> 成田空港周辺のホテルでは、外国人観光客を中心に9割近くの高い稼働率が続いている。ベイエリアのホテルでも、外国人旅客やTDR客に加えて、メッセやスポーツ関連の宿泊需要を取り込んで堅調である。 【東京都】都内の景気は、緩やかに持ち直しているものの、消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動から、弱い動きも現れている。工業生産(7月)や住宅着工などは前年を下回ったもの百貨店、スーパー販売、公共投資や輸出などは増加した。 <東京都財務局が9月に発表した2014年7月1日時点基準地価> 全用途平均で前年比1.8%上昇した。上昇は2年連続で、住宅地同1.3%、商業地同2.7%、工業地同1.4%であった。 【神奈川県】駆け込み需要の反動の影響などにより、景気は弱含んでいるものの、個人消費などに持ち直しの動きが現れている。 <プロ野球入場者数増加> 横浜DeNAベイスターズの県内における9月主要試合の入場者数は321,277人と前年の121,487人を43.9%上回った。
【新潟県】一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している。 <十日町市が「十日町市での仕事・生活体験ツアー」開始> 十日町市は首都圏の大学生を対象に「十日町市での仕事・生活体験ツアー」を開始している。十日町市への若者の移住を促進するのが狙い。 【山梨県】持ち直してきている。 <富士山登山者数は8.1%減少、環境省関東地方環境事務所発表> 登山期間を14日間延長したものの、登山者数は285,494人で前年比25,227人、8.1%減少した。
【長野県】一部で弱い動きがみられるものの、回復に向けた動きが続いている。 <「信州大イワナ(仮称)」を開発> 県農政部は、バイオテクノロジーを使って従来のイワナの2倍近い大きさに育つ「信州大イワナ(仮称)」を開発し、稚魚の出荷を始めことを発表した。 【富山県】緩やかな回復基調が続いているが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、一部に弱い動きもみられる。 <医薬品、7月の生産指数は184.9で前月比6.8%増加> 前年同月比でも23.5%上昇。依然として高い生産水準を維持している。在庫指数は154.5 と引続き高水準である。
【石川県】消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が見られるものの、緩やかに回復ある。 <金沢駅周辺の不動産需要高まる> 来年3月14日の北陸新幹線金沢開業を控えて金沢駅周辺の不動産需要が高まっている。駅西地区は前年比15.8%上昇し、全国商業地5,072時点でトップの伸び率となった。
【福井県】緩やかな持ち直しの傾向が見られるものの、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の減、為替動向の影響により弱い動きも見られる。 <観光、一進一退> 7月の芦原温泉旅館宿泊数は、前年同月比1.4%の増加。 【岐阜県】持ち直しの動き。 <県産品の販売・情報発信拠点「THE GIFTS SHOP」がオープン> JR岐阜駅に隣接した商業施設アクティブG内に、県産品の販売・情報発信拠点「THE GIFTS SHOP」がオープン。岐阜県の清流が生んだ地場産品や食品1500をライフスタイルの提案をしながら販売。 【静岡県】改善に足踏みがみられる。 <浜松商工会議所が地元のJAとぴあ浜松と連携推進> 地元生産の農産物を活用した新製品の開発や農業生産の機械化を地元機械業者が手がけるなどのマッチングを精力的に行い、農業者と商工業者が連携することで、商工業者は販路拡大と新分野開拓、農業者は生産拡大による所得向上を目指す。 【愛知県】回復傾向が一服。 <トヨタ自動車の8月国内生産は21.0万台> トヨタ自動車の8月国内生産(単体)は21.0万台(前年比89.8%)と前年同月実績を下回った。国内販売は、9.4万台(前年同月比87.2%)と前年同月実績を下回った。 【三重県】景気は減速の動きが持続。 <インド、タイ、マレーシア3か国を県関係者が訪問> 9月8日から12日にかけて、三重県知事のほか、三重大学や県内企業の関係者がインド、タイ、マレーシアの3か国を訪問。インドでは、三重県とICT産業が集積するカルナタカ州が産業連携にかかる覚書を締結。 【滋賀県】反動減や増税の影響により、緩やかな回復基調に足踏みの状況がみられ、全体に弱含みで推移している。 <設備投資、大幅減少続く> 8月の建は、築着工床面積は(非居住用)は、サービス業が3か月連続、工業用が2か月連続、商業用が3か月ぶりに減少したため、全体では前年比35.1%減と2か月連続で大幅減少。 【京都府】企業部門は、生産が堅調水準も、好調業種はごく一部に偏在、多くは横ばい傾向。家計部門は一部に持ち直しの動きも耐久財を中心に反動減が本格化、一進一退で足踏み傾向。 <清酒、弱含み、底入れを探りつつもやや不安定な動き> 伏見の清酒蔵出量は、5月前年比▲10.9%、6月+1.7%の後、直近7月は同▲2.5%と再び前年を下回る。 【大阪府】持ち直しの動き。 <イオンの子会社化で「ダイエー」の店舗名がなくなる> イオンは9月24日、連結子会社のダイエーを2015年1月に完全子会社にすると発表。これにより、2018年度をめどに「ダイエー」の店舗名もなくなる。 【奈良県】一部に持ち直しの動きもみられるものの、全体に弱含んでいる。 <観光、改善基調> 8月の奈良市および周辺主要ホテル9社(10ホテル)の客室稼働率は前年比5.8ポイント上昇の81.4%。宿泊者数は前年比7.9%増加。
【和歌山県】一部に回復に向けた動きがみられるものの、足踏みや停滞感が顕在化してきており、一進一退の状況が続いている。 <和歌山大学が開発中の「農業用アシストスーツ」の実証実験実施予定> このスーツは前かがみになって荷物に触ると、手袋や腰につけたセンサーが作動し、内臓モーターの力で10Kg分の重さを肩代わりしてくれる。
【兵庫県】持ち直している。 <輸出、持ち直し傾向にある> 8月の神戸港からの輸出金額は前年を上回った(前年比3.5%)。地域別にみると、EU向けなどが4月連続で増加したものの、アジア向けが4ヶ月ぶりに減少し、米国向けも2か月ぶりに減少となった。 【鳥取県】百貨店売上は前年比で減少し、新車販売台数も前年比で減少するなど、駆け込み需要の反動減が引続きみられ足踏み状況が続くが、全体としては、横這いとなっている。 <スタバ鳥取駅前に進出> スターバックスコーヒージャパンは、9月12日、JR鳥取駅南側に県内一号店を出すと発表した。都道府県で鳥取県のみに店舗がなく、同社の全国展開が実現する。
【島根県】消費税増税前の駆け込み需要の反動により個人消費や住宅建設に弱さが残り、生産にも一部に弱い動きがみられるものの、校脅威投資等で増勢を維持しており、基調として緩やかに持ち直している。 <観光、足許弱含み> 8月の主要温泉地宿泊人員は3か月連続で、8月の主要観光施設月別利用者4か月連続で、それぞれ前年を下回った。出雲大社の遷宮特需の反動が徐々に出始めている。 【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減が続くものの、回復傾向。 <生産活動、持ち直し> 7月の鉱工業生産指数(季調済)は97.4、前月比3.1%上昇、3か月ぶりの上昇。自動車は3か月連続、鉄鋼は2か月連続の低下。化学は2ヶ月ぶりの上昇。
【広島県】一時的に弱含んでいる。 <輸出、回復している> 8月の県内通関輸出額は、造船部門が前年を上回ったことから、前年同月比+18.9%と3か月連続してプラスになった。
【山口県】生産活動が持ち直し基調で推移するなど、景気は緩やかに回復しているものの、個人消費の一部に弱さがみられる。 <9月、大和ハウス工業㈱は防府市に「防府テクノタウン」を開発すると発表> 日本たばこ産業㈱の防府工場跡地を一括で購入。新たな工業団地として開発し、来年1月から造成工事と販売を開始。
【徳島県】景気回復に一服感がみられる。 <徳島県がアマゾンジャパンと「災害発生時における支援に関する協定」を締結> 大規模な南海トラフ巨大地震など大規模な災害が発生した際、避難所に必要な物資の調達を、アマゾンの「ほしい物リスト」サービスを利用して迅速に行うことが目的。
【香川県】消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には緩やかな回復を続けている。 <観光、堅調> 8月の県内主要観光地の入込客数は、前年比0.7%増加。
【愛媛県】一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復基調が続く。 <設備投資、弱含み> 日本銀行松山支店が10月に発表した日銀短観によると、県内企業の2014年度の設備投資額(計画)は、上期が前年度比37.2%減少、下期が5.9%増加、通年では17.9%の減少となった。
【高知県】消費増税および天候不順の影響等により、緩やかな回復に足踏みがみられる。 <㈱太陽がインドで本格操業開始> トラクターの耕運爪を製造する㈱太陽(高知市)は、8月26日、インドに完成した工場の開所式を現地で行い、本格操業を開始した。
【福岡県】消費増税に伴う駆け込み需要の反動はあるものの、持ち直している。 <福岡市の国際会議、昨年253件> 福岡市で2013年に開催された国際会議の数は253件で、全国の都市別の開催件数ランキングでは、東京23区(531件)につぐ2位だった。 【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。 <観光、低調ながら一部持ち直し> 8月の唐津地区は、天候不順で、前年並みか、施設によっては前年より若干のマイナス。嬉野地区は、全般的に例年並みで、ネット予約は前年比プラスになるなど比較的健闘した。 【長崎県】緩やかな持ち直しの動き。 <観光、上昇傾向> 7月の県内の主要観光施設(13施設)の入場者数は、ハウステンボス(10.0%増)など5施設で前年を上回り、全体では0.1%増と9か月連続で増加。一方、8月の主要宿泊施設(44社)の宿泊客数は前年比5.9%減と2か月ぶりの減少。 【熊本県】消費税増税の影響はあるものの緩やかな回復を続けている。 <輸出、上向き> 8月の県内通関輸出額は、一般機械が減少したものの、木材およびコルク、電器機器などが増加したことから、全体では前年比9.2%の増加。 【大分県】緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱い動きがみられる。 <パンパシフィック・カッパーが南米チリで新たな銅高山の操業開始> 大分市佐賀関に世界最大級の精錬所を持つパンパシフィック・カッパーは南米チリで新たな銅高山の操業を開始した。同鉱山は、純日本資本で、銅精鋼の品位も高く、銅資源の長期安定確保や佐賀関精錬所での製鋼効率の向上が期待される。 【宮崎県】持ち直しの動きは鈍い。 <観光、減少> 8月の宮崎空港乗降客数(27万5,323人)は、前年比3.0%減と2か月連続で減少。国内線が同2.6%減少、利用率は71.8%。国際線が同30.9%減少、利用率は69.0%。 【鹿児島県】生産活動、消費活動、雇用情勢が横ばいとなっている。一方で、消費関連はやや弱含み、さらに観光関連、投資関連は弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。 <JR鹿児島中央駅の駅ビル・アミュプラ鹿児島は、大規模リニューアル終え全面開業> 黒みかげ石と赤のレンガ調のタイルの外観である別館は、地上8階建てで、店舗面積は5,000平方メートル。本館・別館で合わせ70店舗余りが新改装した。 【沖縄県】観光関連、建設関連が好調に推移したものの、消費関連が消費税増税前の駆け込み需要の反動により一時的に弱含んでいることから、県内景気は拡大の動きが強まるなか、一部に一服感がみられる。 <沖縄県内の宿泊施設数は12年連続で過去最高更新> 県文化観光スポーツ課によると、県内の宿泊施設数は1,441軒(前年比30軒増)、客室数3万8,905室(14室増)となり、12年連続で過去最高を更新した。 取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会
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