8日、中国の科学調査船「海斗一号」はマリアナ海溝の科学調査任務を終えて、帰港しました。中国科学院瀋陽自動化所が研究開発した深海調査船「海斗一号」は初の1万メートル級の潜水テスト応用任務を完成し、中国1万メートル級の無人潜水器による作業の空白を埋めました。

深海調査船「海斗一号」の任務実施直前

「海斗一号」はマリアナ海溝で4回にわたって、1万メートル級の潜水作業を行い、最深値は1万907メートルを記録しました。

海底物質のサンプル採取

1万メートル級の海底写真

搭載された中国独自の知的財産権を持つ深海ロボットアームは世界最先端で、海底物質と海水のサンプル採取、科学考察作業を通じて、深海の物理学的、化学的、地質学的、生物学的データを得ました。また、搭載されたハイビジョン撮影マシンによって、海底の地質環境、生態状況、海溝の地質環境変化を捉えた映像資料を入手しました。

現在、「自転車ブーム」が複数の国で起きています。今年5月のロシアの自転車販売量は去年同時期の60倍に増加しており、米国や西ヨーロッパ諸国でも自転車の販売量が大きく伸びています。

この中で中国製の自転車は売れ行きが良く、ある中国製自転車銘柄は、海外からの注文が前の月より3割以上伸び、生産能力が需要に追い付かなくなっています。

中国製自転車が人気の理由には、供給量が十分で、価格が安く、輸送が速いなどが挙げられます。

新型コロナウイルス感染が発生して以来、感染対策に必要な関連物資が大量に各国に送られ、中国の輸出額は1日当たり30億元以上に達しました。自転車は直接的な感染対策物資ではないものの、感染拡大防止の常態化の下で健康で便利な移動のための道具になっています。

中国農業科学院が3日、「中国農業産業発展報告2020」を発表しました。それによりますと、2020年、中国の食糧生産面積は2019年よりやや減少し、1万1628万ヘクタールとなりますが、全国の食糧生産高は6億7000万トンに達する見込みです。

そのうち、穀物、小麦、トウモロコシの生産高はそれぞれ2億1千万トン、1億3千万トン、2億6千万トンに達すると見込まれています。

また、国家統計局が発表した全国食糧生産データによりますと、2019年、中国の食糧生産高は6億6000万トンに達し、2018年より594万トン増え、伸び幅は0.9％に達し、史上最高を記録しました。