第11期全国人民代表大会(全人代)第4回会議および全国政治協商会議第11期第4回会議が3月初めから北京で開かれます。中国の主流メディアがこのほど行ったアンケート調査によりますと、「汚職取締と清廉な政治」が依然としてネットユーザーに注目されるホットな議題の一つとなっています。

アンケート調査の結果によりますと、5万人を超えるネットユーザーが新華ネットの掲示板で「汚職取締と清廉な政治」に対する関心を示しています。また、人民ネットの調査によりますと、「汚職取締と清廉な政治」は「社会保障」や「公平な司法」、「個人の収入」に次ぎ、最も注目されるキーワードとなっているということです。

ネットユーザーたちはまもなく開催される全人代で、「汚職」を含む一連の社会問題の解決策が見出されることに大きな期待を寄せいています。

2日に開催された南寧市第12期人民代表大会第9回会議によりますと、現在、ASEAN・東南アジア諸国連合の10ヶ国のうち、5ヶ国が南寧に総領事館を設立しています。ASEAN諸国、日本、韓国がビジネス拠点を相次いで設置し、南寧は次第にASEANに向かって開かれた地となっています。

南寧市の黄方市長は、「広西とASEAN、中国とASEANによる『南寧チャンネル』は日々整っている。中国・ASEAN博覧会は南寧で連続して7回開かれ、ASEANのカンボジア、ベトナム、タイ、ラオス、ミャンマーは南寧に総領事館を設置した。南寧・中国―ASEAN国際商業エリアを作り上げ、中国とASEAN諸国の経済貿易交流を促進する重要なプラットフォームを構築した。現在数千名のASEAN諸国の学生が南寧で学んでいる」と述べました。

チベット航空株式有限会社はチベット自治区の中心地・ラサで初の従業員養成を行い、整備員と乗務員ら45人がこれに参加しました。

関係筋によりますと、養成に参加した従業員はいずれもチベット籍の大学卒業生だということです。チベット航空株式有限会社は2010年5月に創設され、登録資金は2億8000万元で、本部をラサに置いています。当面国内線の旅客と貨物輸送は当社の主要業務であり、今年7月に営業を始める見込みだそうです。

冬休みは終わり、中国の大学では新学期を迎えました。久しぶりに顔を合わせた学生達による食事会やパーティーなどが大学周辺の飲食店を賑わしています。報道によりますと、夕飯頃の店の予約率は冬休み期間中に比べ3割近く上がったということです。

北京市内の大学生50人を対象に調査したところ、「冬休み中は会っていないから、久しぶりに会って休み中の見聞を話し合ったりするとか…」「新学期の始まりだから、懐にも余裕があるので、食事会をやらないと…」「自分の新スタイルを友達に見せたいから」と食事会やパーティーを楽しみにしているのは55%になっっているそうです。

また、大学生の集いには、割り勘で食事やカラオケをする同窓会や同郷会の類と、友人や先輩を招待する「おごり」の2パターンがあります。

調査によりますと、食事会の規模は500元（約6000円）は33%、200元（約2400円）～500元（約6000円）は47%となり、「親からの送金だ」と答えた学生は７割を超えたということです。また、お年玉を使ったと答えた人は12%で、奨学金や冬休み中稼いだバイト代を使った人もいるということです。

一方、集いを「友達を作る機会だ」、「社会進出への始まりだ」と見ている人は68%を占めています。しかし、レンチャンで続く食事会は学生達の経済的な負担となっていると同時に、「社会人としての行為を意識しすぎて、学生である自分を見失いがちだ」と懸念を示している先生もいるそうです。