拡張工事を終えたパナマ運河の利用再開を祝う式典が26日、パナマで行われました。中国の貨物船「中遠海運パナマ号」が通航第1号となりました。

パナマのバレラ大統領は式典で「これまでは、パナマ運河を通航する船が運河の幅に合わせて大きさなどを調整していたが、今回は運河のほうが、ますます発展している世界の輸送業に合わせるために自らを変えた。パナマ運河は新しい時代に入り、パナマも再び世界を結ぶルートになった」と述べました。

中国のパナマ駐在貿易発展事務所の代表、王衛華氏は「中国とパナマは昔から運河によって結びつきがある。パナマ運河の建設には華人も参加し、命を捧げたこともあった」と語りました。