2010-11-02 18:13 |
中国社会科学院が2日に発表した2010年『慈善白書』によると、2009年は中国の慈善事業が引き続き発展し、通常の寄贈額は総計332億元となり、2007年の309億元と2008年の321億元からそれぞれ、7.5%及び3.5%増加しました。
同白書によると、中国全土での宝くじの販売量は1322.8億元で、宝くじにより集められた公益金額は463億元、寄贈金と寄贈品を加えて総計 786億元になりました。株式の寄贈、インターネットを通じた寄贈など新しい寄贈形式も次々と出現し、ある程度の規模に発展しています。また、慈善組織の 数が引き続き増加しており、特に非公募基金会の数が大幅に増え、800組に達しました。
また、2009年における中国慈善事業はすばやく発展しているものの、依然多くの矛盾と問題が存在します。例えば、「政府による慈善組織 への支援及び育成のための制度が整えられていない」、「慈善組織が展開する社会サービスの政府買い上げメカニズムが構築されていない」、「慈善事業をめぐ る法律・法規が整備されていない」、「慈善組織の専門レベルが低い」などです。これらの矛盾は中国の現代における慈善事業がその初期の発展段階において、 未熟である面を反映しており、各方面が根気よく、慈善事業を推進し、育成、発展に取り組む上での目標でもあります。(翻訳:オウギ チェック:中原)
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