中国の習近平国家主席は5日、メキシコの上院で演説を行い、中国とメキシコの関係や中国とラテンアメリカの協力を強化する中国の政策を述べました。

習主席は演説の中で、「今回のメキシコ訪問の目的は、友情を深め、協力を拡大し、メキシコの指導者と共に両国関係の発展の青写真を築くことだ。中国とメキシコは協力共栄を堅持し、共同発展を促進するべきだ。中国は貿易黒字を求めず、終始開放の姿勢を保ち、メキシコの製品、特に付加価値の高い製品の輸入を増やしたい。中国とメキシコは共に保護主義に反対し、対話と協議を通じて経済貿易の摩擦を解決することを堅持し、二国間貿易協力を拡大するために有利の環境を作り出すべきだ」と述べました。

この日、習主席はまた、メキシコシティで、ペニャ・ニエト大統領と共に両国企業家会議に出席し、挨拶をしました。習主席は、戦略的な目で、手を携えて努力し、両国の経済貿易協力のレベルを新しい高度に引き上げるよう、両国の企業家に希望しました。

ペニャ・ニエト大統領は、「中国はメキシコの重要な協力パートナーである。両国関係の向上は全面的な戦略的パートナーシップや双方の経済貿易協力に広い見通しを切り開いた。メキシコは有利な条件を創出し、中国企業の投資を引き出してほしい」と述べました。