2010-07-21 15:14 |
アフガニスタン問題をめぐる国際会議が20日、カブールで開かれました。会議後に発表された声明で、国際社会はアフガニスタンのカルザイ大統領が提 案した、武装勢力タリバンとの和平計画を支持し、アフガニスタン政府が国際社会からの支援に対してより多くの支配権を持つと共に治安面でより多くの責任を 持つことへの支持を明らかにしました。
声明は「会議の参加者はカルザイ大統領が当日提案した、2014年からアフガン治安部隊が軍事行動を主導し展開するという目標を歓迎す る。また、国際社会はアフガンの治安情勢を改善するのに必要な支援を提供すると共に、アフガン治安部隊を支持する」としています。
国連のパン・ギムン事務総長は会議で、治安や管理、そして発展の面でより多くの責任を担うよう、アフガン政府に呼びかけました。アメリカ のクリントン国務長官は「アフガン政府への治安責任の移行は無期限に延期することはないが、アメリカは引き続きアフガンでの行動に関わっていく」と述べま した。また、NATOのラスムセン事務総長は「アフガンが治安責任を負うとしても、NATO部隊は今後も治安責任を担い、治安責任の移行は状況によって決 める」としました。(翻訳:ヒガシ)
|