中国国産の新型リージョナルジェット「ARJ21」で運航する一二三航空（上海に本社を置く、中国東方航空の子会社）MU5264便がこのほど、上海浦東国際空港に無事着陸しました。これにより、同機種が安全に輸送した旅客数は延べ500万人を突破しました。

中国が独自で開発した「ARJ21」はジェット旅客機の設計、製造、試験、試験飛行、型式証明の取得、運用の全過程を順調に通過しており、累計20社のユーザーから旅客機670機、貨物機70機の注文を受けています。現在、「ARJ21」は9社のユーザーに68機を納入し、263路線に就航しています。就航都市は110都市で、安全に運行した時間は15万時間を超え、基本的に華北、東北、華南、西南などの地域をカバーする国内ローカル線ネットワークが構築されていると共に、中国製大型旅客機「C919」の市場運用に向けた先駆的な調査にもなっています。

乗客数500万人の目標達成により、ARJ21機は大規模な運用を加速する段階に入りました。現在、同機種は累計100機が完成しており、生産能力は年間50機に達しています。