中国教育省は12日に記者会見を開き、「2010年中国言語生活状況報告」について紹介しました。教育省言語文字情報管理局の李宇明局長は、「去年誕生した新しい言葉は500単語ほどある。中でも犀利哥⑴、タコ哥⑵、○○姉などが流行語になった」と述べました。

⑴インターネット上でイケメンホームレスとして話題になった「犀利哥（目つきの鋭いアニキ）」

⑵南アフリカワールドカップで試合結果の予測で有名なドイツのタコ・ポールのこと

李宇明局長の紹介によると、この500の新しい単語の中には、3文字の単語が52.8％を占め、その次が四文字単語、最後が二文字単語となっています。古代の中国語は一文字の単語がメインでしたが、近代になって、中国語は二文字化されました。現代になっても、中国語では二文字単語が主流となっています。しかしここ数年、三文字の単語が多くなり、今後中国語の単語にどんな変化が生じるのかが注目されています。

このほか、言葉の構成法に関しては、「偏正型」（限定するもの＋限定されるもの）の言葉が多くなっています。例えば、「潮丐」と「慢城」。「潮丐」は、「おしゃれなホームレス」で、「慢城」はイタリアから伝わってきた新しいライフスタイルのことです。つまり生活のリズムを緩めて、ゆっくりと生活することを指します。