2018-01-09 23:13 |
コンシューマー向け家電見本市「CES 2018」が9日、米国のネバダ州ラスベガスで開催されます。見本市では150余りの国や地域から約4000社の企業が出展します。年に一度開催される世界最大規模の家電見本市として知られるCESは、向こう1年間ないし数年間の発展の傾向を示す業界の風向計とされています。
現地時間の7日、主催する米業界団体の全米民生技術協会(CTA)が記者会見で発表した2018年の家電消費の趨勢予測が関心を集めています。そのなかでも、第5世代移動通信システム(5G)、人工知能(AI)などを含む技術、JNI(Java Native Interface)など市場運営の段階に入って発展の勢いを保っている技術、スマートシティ、スポーツイノベーション、デジタル療法などの分野に及ぶ新興技術が目玉です。
CTAの市場調査担当シニアディレクターのスティーブ・ケーニッヒ氏は記者会見後のインタビューで「2018年は5GとAIが新しい趨勢をリードする。5Gは新業態の誕生と業界の再調整を促す。また、AIはデジタル化の背景で必要とされる技術である。この2つの結びつきは、デジタル時代の到来を加速させていく」と述べています。
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