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「花畑」観光で成功、幸せを手にした青海省の村 |
2017-06-14 17:45 | |||
青海省の省都・西寧市から50キロ離れた大通県には「花海(花畑)」で有名な辺麻溝村があります。この村はここ2年間、地方政府の貧困撲滅政策の援助を受けながら、特色ある観光業に力を入れることで、村全体が豊かになりつつあります。 標高2800メートルに位置する辺麻溝村で暮らす村民は、70%にあたる612人がチベット族です。昔から小麦や菜の花、大豆など限られた農作物を栽培し、貧しい暮らしを送っていました。2015年、村は1300万元の投資を決定し、山のふもとに「花海山荘」を建て、観光業をスタートしました。 2年間の取り組みを経て、この地は菖蒲や菊、ラベンダーなど、30種類の花が一面に咲く「花の海」に変貌しました。道路や駐車場、展望台なども整備され、立派な観光地に様変わりしています。 現在、「花海山荘」は、日常的に除草や花の手入れなどを管理するスタッフ約30人を抱える規模に成長しています。さらに観光シーズンに入ると観光客が殺到するため、運営に毎日100人の人員が必要になるほど賑やかになりました。この山荘の運営で、村の10の貧困世帯の雇用問題が解決されたほか、余剰労働力となっていた約150人が就職できました。 「山荘」の拡大は村のサービス業を大きく牽引しています。2016年の時点で、農家楽(農家が経営する民宿、寝泊まりや食事ができる)10軒、茶園11軒、郷土料理コーナー15カ所ができ、年間収入は合わせて400万元を突破しました。 この村に暮らす鄭生金さんは6人家族です。先祖代々が農家で、貧しい暮らしをしていました。2015年からは政府の援助を受けて「農家楽」を始めました。レストランでは郷土料理や有機野菜料理をメインに提供しています。鄭さんの農家楽は観光シーズンに入ると、数10平米の庭に約100人の観光客が押し寄せるほど人気があり、一日の収入は1万元を超えます。この2年間で、暮らしはすっかり変わり、山村でも豊かな暮らしを送ることができるようになりました。
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