中国人力資源・社会保障省の胡暁義次官は30日、「社会保障カードに金融機能を付け加えることは、国民が社会保障と金融のサービスを享受する上でプラスとなる」と述べました。

胡次官は、「ここ数年、人的資源と社会保障についての業務が展開される中で、人々は最初の『保障の有無』に注目することから、次第に『保障の質』に関心を持つようになってきた。一方、国民が保険料を支払う時や、各種の支給を受ける時、医療費用をその場で支払う時などはいずれも、金融サービスが必要である。従って、社会保障と金融サービスを1枚のカードにするのは国民の利便性を大いに向上させることになる」と述べました。

円明園管理処は29日、「円明園遺跡公園は9月1日から、園内道の一部改良工事を行なう。工事後の円明園公園はさらに観光しやすく、安全なものとなる」と発表しました。

また、園内道の改良工事は1日から、長春園観光区と円明園観光区でスタートします。そして、工事期間は3ヵ月半で、総延長40キロ余りの園内道が改良されるとのことです。

円明園管理処の責任者によりますと、円明園遺跡公園の園内道は1990年からこれまで修復されたことはなく、安全面で問題があり、また、一部の道は統一的な計画がなかったため、園内の景色とも合いません。しかし、今回の改良工事により、これらの問題が改善され、観光客にはさらに良い観光環境が提供できるようになるだろうということです。

エジプトを訪問中の中国の呉思科中東問題特使は29日、二国共存案に基づいたパレスチナ問題の解決が、中国の一貫した立場だと強調しました。また、中国は、東エルサレムを首都とし、完全な主権を持ち、独立したパレスチナ国を支持すると表明しました。

呉思科特使はこの日、カイロでエジプトのアハメド・アリ・アブルグイド外相と会談し、中東地域の情勢や、パレスチナ問題の公正な解決について深く意見を交わしました。双方は、パレスチナの国連加盟とパレスチナ建国を支持することで合意しました。

中国とエジプトの関係について呉思科特使は、両国は非常に良い協力関係にあり、中東地域およびエジプトの情勢に関わりなく、両国の戦略的協力パートナーシップを更に深めたいと述べました。

ＩＤＣ・米インターネットデータセンターが発表した最新の報告によりますと、今年第2四半期、中国の個人向けパソコンの出荷台数が初めてアメリカを上回り、市場全体では2012年にアメリカを超え、世界最大の個人向けパソコン市場になる可能性が高いとしています。

この報告によりますと、今年第2四半期、中国の個人向けパソコンの出荷台数は前年同期より14％増え、1850万台、119億ドル相当に達しました。一方、アメリカでは同期の個人向けパソコンの出荷台数は4.8％減少し、1770万台にとどまりました。現在、中国は世界のパソコン市場で22％のシェアを占めており、アメリカを1ポイント上回っています。

専門家は、中国は最も人口が多く経済発展が早い上、国民の収入も増加しているなどの理由から、2009年に中国の自動車市場がアメリカを抜いた際と同様に、個人向けパソコンの所持量も遅からずアメリカを超えるだろうと見ています。