太陽光発電の展示会開幕、製品・技術力競う 印刷
2012年 12月 06日(木曜日) 00:00

太陽光発電の製品や技術を紹介する展示会「PVジャパン2012」が5日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕したと各紙が報じた。住宅用の余剰電力買い取り制度や、7月の再生可能エネルギーの全量買い取り制度で市場が急拡大するなか、需要取り込みに向けて、国内外のメーカーが発電効率や製品力を競い合う。会期は7日まで。3日間で、のべ4万5000人の来場者を見込んでいる。国内メーカーは家庭用の新製品を中心に出展。東芝は今月17日に発売する変換効率20.1%の高さを実現した住宅用の250ワットのシステムを展示。面積当たりの変換効率が一般的なタイプに比べ1.5倍に増えるという性能をテコに、2015年度の国内シェア15%獲得を目指すとしている。住宅用では、パナソニックが11月から受注を始めた変換効率18.1%の小型システムを展示し、京セラも同月売り出した変換効率17.8%の出力200ワットタイプを出展。シャープは、化合物の太陽電池では世界最高の変換効率となる37.7%の製品を参考展示した。