調査結果、都市の戸籍所有者率はわずか27.6% 打印
2013-11-05 00:00

清華大学中国経済データセンターが10月の27日に発表した都市化調査報告によりますと、中国では都市化が進んでいますが、都市の戸籍所有者率は、僅か27.6%に止まったことがわかりました。

この調査は、中国大陸の31の省、自治区と直轄市でおこなったものであわせて1万2540人が調査対象となり、うち、流動人口はなんと4386人いました。

都市化は、世界で工業革命が始まって以来、世界各国の近代化プロセスでは必然的な過程とされてきました。中国では、改革開放この30年来、都市化プロセスは持続的に進められ、経済と社会の発展に大きく寄与してきました。国家統計局のデータでは、2012年末までに都市化率は52.57%に達したとしていますが、これは都市の常駐人口に基づいて統計したものです。清華大学人文社会科学院の李強院長は「国家統計局が行った第6回国勢調査によれば都市の戸籍所有者率は人口の27.7%であり、これは清華大学の調査結果とはほぼ同じだ」と述べました。