南海トラフ地震を初めて想定 9月1日の政府防災訓練 印刷
2013年 3月 27日(水曜日) 00:00

各紙によれば政府の中央防災会議は26日、2013年度の総合防災訓練大綱を決めた。「防災の日」の9月1日に、最悪で32万3千人の犠牲者が予想されている南海トラフ巨大地震を想定した初めての政府の総合防災訓練を実施することが柱。訓練では、首相をはじめ全閣僚が参加して地震発生時に政府の司令塔となる緊急災害対策本部の設置や、広域にわたる被災地からの情報収集、緊急支援態勢の構築などを確認する。8月31日には愛知、三重、和歌山の3県が被災した想定で、消防ヘリや自衛隊機による負傷者救出などの広域医療搬送訓練を千人規模で実施するという。