近くの活断層も検討必要 原発稼働の判断要素に 田中規制委員長 印刷
2012年 12月 06日(木曜日) 00:00

原子力規制委員会の田中俊一委員長は5日の定例会見で、原発施設直下でなくとも、近くに活断層が存在する場合は稼働の是非を判断する際の検討要素とする可能性を示唆したと各紙が報じた。1、2日に行われた日本原子力発電敦賀原発の現地調査では、2号機原子炉建屋から約250メートル離れた場所にある活断層「浦底断層」を確認した調査団のメンバーから活発に動く可能性を指摘する意見が相次いでいた。田中委員長は「直下でなくても、専門家としての判断をお願いしたい」と述べ、調査団の意見を尊重するとしたという。

最終更新 2012年 12月 11日(火曜日) 16:41