いじめ、半年で14万4千件 把握に地域差も 印刷
2012年 11月 23日(金曜日) 00:00

各紙によれば全国の小中高校、特別支援学校が今年4月から9月までに把握したいじめの件数が、14万4054件に上ったことが22日、文部科学省の緊急調査でわかった。昨年度1年間の約7万件の倍以上にあたり、同省は「学校側が軽微な事案も報告したため」とみている。ただ、都道府県による把握件数に極端な差があり、同省は今後、調査方法の改善も検討するとしている。調査は、大津市で中学2年生が自殺した問題を契機に今夏、平野博文・前文科相の指示で実施された。把握件数は小学校が8万8132件、中学校4万2751件、高校1万2574件、特別支援学校597件。31都道府県で、11年度の年間件数をすでに上回っていた。1000人あたりの平均把握件数は10.4件で、昨年度1年間の5件と比べても倍増。