小沢一郎氏、二審も無罪 陸山会事件で東京高裁 印刷
2012年 11月 13日(火曜日) 00:00

資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪で強制起訴された元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)の控訴審判決で、東京高裁は12日、無罪とした一審東京地裁判決を支持、検察官役の指定弁護士の控訴を棄却したと各紙が報じた。小川正持裁判長は、争点となった小沢代表の違法性の認識について「認識していなかった可能性があるとした一審の判断は不合理ではない」と指摘。「故意、共謀についての証明は十分でなく、無罪の結論は肯定できる」と述べた。検察審査会の議決を受け起訴された事件の二審判決は初めて。