TOHO-NEWS 2012年4月10日 印刷
2012年 4月 10日(火曜日) 00:00

<原発事故時の対応策公表>

枝野経産相 事故時の対応策も公表 原発の再稼働巡り

枝野幸男経済産業相は10日の閣議後の記者会見で、原発の再稼働を巡っては原発そのものの安全性だけでなく、事故が発生した時の国と電力会社との連絡体制についても総合的な対応策を公表する考えを明らかにしたと各紙が報じた。枝野経産相は「東京電力の事故の場合は、東電と福島の会議室はテレビ会議システムでつながっていたが、その情報が官邸に来なかった。それを解決する対応策は取っており、整理して速やかに報告したい」と述べたという。

 

<青山高原ウインドファーム>

三重県、青山高原の風力発電増設許可

各紙によれば三重県は10日、津、伊賀両市と中部電力の子会社が出資する第三セクター「青山高原ウインドファーム」の風力発電40基の増設を許可した。計画地の一部は国定公園特別地域内で、景観を乱す風車は建設できないが、県は自然公園法の特例として認めた。新たに増設されれば風車は計91基となり、日本最大級の風力発電拠点となるという。

 

<落下物への警戒>

落下物への警戒 海保が船呼びかけ

各紙によれば北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルの発射を予告していることを受けて、全国の海上保安本部は10日から航行する船に対し、落下物に警戒するよう呼びかけを始めた。この呼びかけは「地域航行警報」と呼ばれ、船の安全な航行に支障が出る恐れがあるときに、全国11の海上保安本部が管轄する海域でそれぞれ出す。

 

<シャープの赤字>

シャープの昨年度最終赤字が1000億円拡大 3000億円台後半に

シャープの平成24年3月期の連結最終損益が、3000億円台後半の赤字(前期は194億円の黒字)となる見通しであることが10日、分かったと各紙が報じた。液晶テレビや太陽電池など主力事業の低迷が響き、2月時点で予想していた2900億円の赤字よりも、1000億円規模で悪化する見込みになったという。

 

<ソニー1万人削減>

ソニー、6%に相当する1万人削減へ 国内外で、年内にも

ソニーは9日、国内外で年内にも1万人規模の従業員を削減する方針を固めたと各紙が報じた。テレビ事業の不振などで、2012年3月期の純損益は4期連続で赤字に陥る見通し。経営の立て直しに向けて、人件費を含む経費の削減を急ぐ。ソニーはまた、経営責任を明確にするため、執行役の賞与返上も検討する。ソニーグループの従業員は3月末時点で約16万8200人。削減対象はこの約6%に当たるという。

 

<日航新卒採用>

日航 3年ぶり新卒採用 13年度

各紙によれば経営再建中の日本航空は9日、経営破綻を機に停止していた新卒採用を、13年度に3年ぶりに再開すると発表した。12年度についても客室乗務員の既卒採用を3年ぶりに再開するという。

 

<洗髪ロボ運用開始>

手もみ感覚の洗髪ロボ 理容店で運用開始 パナソニック

パナソニックは9日、ロボットハンドの技術を応用した「洗髪ロボット」の試験的な運用を兵庫県西宮市の理容店で始めたと各紙が報じた。洗髪ロボットは頭の形を自動で判断して、泡洗浄から乾燥まで洗髪の一連の動作を行う。洗髪時に手もみの動作で頭皮をマッサージする機能を加えたという。