三菱電機、ベア実施に前向き シャープ労組は要求見送り 印刷
2014年 2月 24日(月曜日) 22:45

各紙によれば三菱電機は春闘で、賃金水準を底上げするベースアップに応じる検討に入った。三菱電機の労組は春闘で月額4千円のベアを要求しており、山西健一郎社長は20日の記者会見で「一時金とベアを含めた形で従業員にできるだけの回答をしたい」と前向きな考えを示した。電機各社の労組でつくる電機連合は月額4千円以上のベアを求める統一方針を決めている。電機連合の統一要求から離脱を決めたシャープ労働組合は20日、ベアを5年連続で見送る内容の春闘要求を会社側に提出した。2014年3月期決算は3年ぶりに純損益の黒字を達成する見込みだが、まだ厳しい経営状況は続いており、組合側はベアを求めても実現は難しいと判断したとみられるという。