日銀展望、15年度CPI見通し据え置き 成長率は14年度引き上げ 印刷
2013年 11月 01日(金曜日) 00:00

日銀は31日の金融政策決定会合で、日本経済の見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」をまとめた。政策委員の大勢見通しの中央値をみると、消費増税の影響を除いた消費者物価指数(CPI)上昇率は、2015年度が生鮮食品を除く指数で前年度比プラス1.9%と、7月時点の見通しを据え置いた。量的・質的金融緩和を導入してから2年程度で、2%の物価安定目標が達成される姿を示した。実質国内総生産(GDP)の見通しについては、「基調的には潜在成長率を上回る成長を続ける」と指摘。13年度が2.7%増、14年度が1.5%増、15年度が1.5%増とした。