シラスウナギ漁獲量 過去最低 相場前年比15%上昇 印刷
2013年 7月 02日(火曜日) 00:00

水産庁は2日、ウナギの養殖に使う稚魚(シラスウナギ)の仕入れ量や平均取引価格をまとめた。今季(昨年12月~今年5月)の仕入れ量は昨季より21%少ない12.6トン。内訳は国産が42%減の5.2トンと去年より21%減少、中国などからの輸入が同7%増の7.4トンだった。今季の取引価格は1キロあたり248万円と前年比15%高く、5年前の3倍以上に高騰した。近年、稚魚は資源の枯渇などにより不漁が続いている。稚魚の高騰を受け、活ウナギ相場も2011年の後半から上昇が目立ち始め、3年前と比べると2倍以上の水準になっているという。