露、太平洋パイプラインが全面稼働 対日石油輸出拡大へ 印刷
2012年 12月 26日(水曜日) 15:24

各紙によればロシアの東シベリアから極東のコジミノ港に原油を輸送する「東シベリア・太平洋パイプライン」(ESPO、全長約4700キロ)が25日、全面稼働した。ロシアはESPOを通じてアジア諸国への原油輸出を拡大する方針で、日本の原油調達先の多角化にもつながることが期待されている。ESPOの敷設は2段階に分けて行われ、2009年12月には東シベリアのタイシェトとスコボロジノを結ぶ第1段階の工事が完了した。これまで鉄道で輸送されていたスコボロジノ-コジミノ港の第2区間が開通したことで、同港からの出荷能力は年3000万トンに倍増する見通しだという。