日中韓FTA交渉開始を宣言へ 東アジアサミットを機に 印刷
2012年 11月 16日(金曜日) 19:11

各紙によればカンボジアで開かれる東アジアサミットに合わせ、日本と中国、韓国が閣僚級会合を開き、3カ国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉開始を宣言する見通しとなったことが15日、分かった。沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立とは切り離して、経済関係の強化を優先させる。日本からは枝野幸男経済産業相が出席する見通し。3カ国のFTAが実現すれば、相互の貿易を拡大させ、経済活性化につながることが期待される。日本の輸出額に占める中国と韓国の割合が約3割を占めており、中韓の関税引き下げや撤廃により、輸出の増加が見込まれる。一方で、農産品の日本への流入が拡大する恐れもある。

最終更新 2012年 11月 16日(金曜日) 19:12