日立金属と日立電線合併 グループ再編加速 印刷
2012年 11月 13日(火曜日) 00:00

日立製作所の子会社で、東証1部上場の日立金属と日立電線は13日、2013年4月に合併する方針を固めたと各紙が報じた。日立製作所が進める収益力強化を狙ったグループ再編の一環。存続会社は日立金属で、新会社は売上高で1兆円規模となる。日立金属は自動車や電機向け金属部材に強みを持ち、日立電線は電力向け電線や自動車用の部品などを手掛ける。日立電線は12年3月期まで純損益が4期連続の赤字に陥っており、両社の合併により、経営基盤の拡充とグループの高機能部材部門の集約を図るという。