ルネサスエレクトロニクス支援、産業革新機構が再建主導 印刷
2012年 10月 18日(木曜日) 19:26

官民ファンドの産業革新機構とトヨタ自動車など大手企業約10社が、業績不振の半導体大手ルネサスエレクトロニクスに総額2000億円を出資し買収する支援案を、週内にルネサスの主力取引銀行や大株主に正式提案する方針を固めたことが16日分かったと各紙が報じた。産業革新機構が約1500億円を投じて議決権ベースで株式の3分の2を取得し、ルネサスの経営再建を主導する。企業各社は残り約500億円を分担する。米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)も1千億円規模の出資案を示したが、金額が大幅に上回る革新機構などの案が受け入れられる見通しだという。