菱刈鉱山で有望な金鉱体を確認、住友鉱 埋蔵量の2割相当 印刷
2012年 10月 10日(水曜日) 00:00

住友金属鉱山は9日、同社が操業する菱刈鉱山(鹿児島県)で現在の埋蔵量の約2割に相当すると見込まれる金の鉱体を新たに確認したと発表したと各紙が報じた。11月から2020年7月までに約32億円を投じて開発を行い、18年から金鉱石の採掘を行う予定。同社の発表によると、これまでの探鉱結果からの予測で今回の開発により、約30トンの金採掘が期待されるという。11年12月末時点での菱刈鉱山の埋蔵量は150トン。同鉱山は11年度に年間7.5トンの金を販売した。毎年同程度を生産しており、30トン新たに埋蔵量が増えれば鉱山の寿命が4年延びることになるという。